石部宿場の里
茶屋も復元
甲賀市に入り、50番宿の水口宿を通り抜け、土山まで来ると街道の両脇に小さな茶畑が出現し始め、さらに走ると49番宿の宿場町へと着きました。ここで江戸時代の商家を使い、訪れる皆さんに癒しの一時を提供されている、民芸・茶房「うかい屋」ご主人で、「土山の町並みを愛する会」監事の鵜飼秀郎さんにお話を伺いました。のれんをくぐり、昔ながらの玄関をガラガラと入ると、まず陶器や民芸品が並んでいます。高い天井に昔の梁(はり)が見え、白壁にボンボン時計がかかっています。 「これが建ったのは、江戸末期の1800年ぐらいだと思われます。『菱屋』の屋号で両替商みたいなことをしていました。今は民芸品の販売と茶房をやってるんですけど、民芸品は近隣の作家の作品の展示販売と、お土産になるような土山の産物などを扱っています」
国道1号に架かる 第二名神の高架