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国道168 号「熊野川・本宮道路」を走って古座川町へ
「近畿道ものがたり」恒例、夏の1泊ドライブ旅行の日がやって来ました。今年は、昨年に続いて南へ向かうことにしました。まず目指すのは、この番組で行ったことのない和歌山県古座川町です。本州最南端の町である串本町の北隣にあって、迫力ある自然、手つかずの自然が残る素晴らしい町とのこと。また、今の時期、ある生き物の珍しい姿が見られることがあるそうです。



    まだ通れない国道168号     <国道168号地すべり現場の地図はこちら>
 


国道168号 地すべり現場

 阪和自動車道などの高速道路を使わず、山中の一般国道を走って南に向かっています。奈良県西部を縦に走る国道168号は、五條市や十津川村などを通り、和歌山県新宮市へ抜ける道ですが、五條市大塔町の一部で国道168号が通行できず、十津川の対岸の県道734号を走っています。一昨年8月10日、当時の大塔村宇井で地すべりがあり、国道168号が約120mにわたって崩れ落ちました。その時の映像はテレビやインターネットで見ることができました。
 
 今回、国道168号で南下することにした理由は二つで、その一つが、あの地すべり現場がどうなっているかを確かめることでした。その現場にさしかかりましたが、大変な工事が行われています。地すべりでなくなった山の斜面の上半分がコンクリートで補強され、下の半分のところに工事の車が走れるような道が造られてダンプカーが行き交っています。工事はまだまだ続きそうです。

 →昨年の様子はこちら  

  スイスイ、新しい国道168号     <熊野川・本宮道路の地図はこちら>
 

熊野川・本宮道路

 国道168号は、曲がりくねった山道のため、見通しの悪い所や対向車との擦れ違いに苦労する所も少なくありません。そこで、道を広げたり真っ直ぐにしたりする改良工事が行われているのに加え、五條市と新宮市の間に、高速で走れる「五條新宮道路」を造る計画があって、区間ごとに造っています。昨年3月に奈良県と和歌山県をまたぐ十津川道路と本宮道路の一部が開通し、この番組でも走りました。
 今年もそこを気持ち良く走り抜けると、目の前に熊野川がぱっと開け、やがて熊野本宮大社を中心とした田辺市本宮町に出ました。そして、ゆったりとした熊野川沿いにさらに走ると、今年3月に開通した五條新宮道路の新しい区間「熊野川・本宮道路」に入りました。この区間はほとんどトンネルですが、カーナビの道路表示から外れて走っているのが、新しい道をドライブしている何よりの証拠。本宮町と熊野川町を結ぶ約2.6kmの道、「熊野川・本宮道路」を楽しんでいます。