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「松上げ」とかやぶき屋根の道をドライブ 夏祭りが一段落し、お盆行事の時期となった今回は、8月24日の地蔵盆の日に行われる、火は使うものの、お盆とはちょっと違う祭礼「松上げ」の道をたどります。今では京都を中心とする山深い一部地域でしか残っていない松上げは、空高く掲げた松に火を着けるという、夏の夜の幻想的な光景が楽しめる行事です。 |
松上げを伝えた「鯖(さば)街道」 <国道477号の地図はこちら> | |
木と水のいいにおいが漂ってきたので思わず車を止めると、そこが京都市左京区の広河原地区でした。山深いところで、鳴いているウグイスが「ようお越し」と言ってくれているようです。 |
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「『放り上げ松』と言いまして、ヒノキの燃えやすい乾燥した材をたいまつにし、それに30cmぐらいのひもを付け、振り回してよく燃やし、下から笠を目掛けて放り上げるんですわ。当日は保存会の会員が50〜60名出てやるんですが、1年や2年ぐらい経験してもなかなか上へ灯りませんな。やっぱりベテランやないと。しかしね、自分が放り上げて落ちてきたたいまつを拾ってまた投げる時、人さんのたいまつとは絶対に間違いませんわ。落ちてきた火が人に当たってけがしたりすることも、滅多にあらしませんね」 |
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他にも、旧美山町、福井県の旧名田庄村、小浜市などに残っているようです。 「やっぱりね、福井県の小浜から、この辺通って京都市内へ出るというのが『鯖街道』のコースでしたんで、いろいろな人や伝統行事の交流なんかがあったんちがいますかな。この火祭りは、京都の愛宕山が元ですので、福井からやなしに、京都から鯖街道を通じて福井の方に移っていったというふうに僕らは聞いとりますしね」 |
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「まあなんとか、今現在では会員が50名か60名おります。日ごろはこういうような環境ですので、働くとこもなく、みな若い者は町におりますけど、8月24日の行事をするについては、みんな京都から帰ってきて、みな協力してくれますので、なんとか維持でけるということです。京都(の町)におっても保存会員ですのでね」 当日は何時ごろまでに来ればいいのでしょう。 「だいたいまあ、7時ごろまでに来ていただいたら、駐車場も確保してありますので、駐車できると思います」 |
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