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  海の幸、道の駅「舞鶴港とれとれセンター」
 


舞鶴のレンガ倉庫

 道の駅「和」を出て、国道27号で綾部安国寺インターまで行き、京都縦貫自動車道に乗って、すぐに綾部ジャンクションで舞鶴若狭自動車道へと入り、舞鶴西インターで降りました。第2次世界大戦後の引きあげの町、田辺城跡を中心とする城下町、趣のある赤レンガの町と、いろいろな顔を持つ舞鶴ですが、舞鶴西インターから15分ほど来たところにあるのが、道の駅「舞鶴港とれとれセンター」です。広い敷地の中に、道の駅としての情報発信や休憩ができ、農産物の販売をしている建物があるのはもちろん、その隣にレストランが2軒ある上、巨大な「海鮮市場(いちば)」があり、舞鶴港から揚がった新鮮な魚があふれています。


あぐりの会の野菜販売
 道の駅「舞鶴港とれとれセンター」を運営している「舞鶴さかなセンター協同組合」の藤元達雄理事長にお話を伺いました。まずは、情報コーナーや農産物販売所、喫茶コーナーがある建物について。
「『あぐりの会』が野菜を売っていて、土曜日曜や祝日なんかは、朝持って来たのが11時には完売という、かなり盛況ぶりです。無農薬で作ってるとか、有機栽培とか、また鮮度がいいんで、京阪神や地元のお客さんで、行列ができるような状態です」


卸売市場のように
巨大な「海鮮市場」

 販売している海産物を、その場で焼くなどしてくれて、ここでいただけるというのが「海鮮市場」です。
「魚屋さんが5店舗、練り製品の店、土産屋さんが2店舗、海鮮丼屋さん、お寿司屋さん、定食屋さんがあって、11ぐらいのお店があります。魚屋さんでは、ご飯提供、みそ汁とか提供できませんので、海鮮丼屋さんでご飯とお味噌汁を300円ぐらいで販売していて、それを買うてきて休憩スペースで食べていただけます。魚屋さんの他にも、かまぼこ切ってくれや、とかいった具合に、休憩しながら食べていただいています。もちろん、魚を焼いたり、カニをゆでたりする手数料などは、一切、いただきません。原価そのままで、お造りも食べていただけます」

 
冬の味覚の主役はやはりカニ
 舞鶴に来るにあたって、気になっていたものがあります。最近、「舞鶴カキ丼」というものを耳にします。
「舞鶴のカキを売っていこうということで、地域振興のために1年、2年ぐらい前から、行政も絡み、市内17店舗ぐらいで販売しています。原則があり、舞鶴のカキを5個以上使うこと、舞鶴名産のかまぼこを入れること、などが決められています。卵とじになった丼(どんぶり)で、ものすごい人気ですよ。ここの海鮮丼屋さんと(同じ敷地内にある)海鮮レストランでも食べられます」
 お土産物としてのお勧めは?
「やはり今の時期は、カニが主力です。それと、各店舗が自家製の干物を作っていて、よく売れています」

 
調理していただきました
 実際に食べさせていただくことにしました。イカの姿焼きは秘伝のたれがかかっています。サザエのお造りと、カニも出てきました。イカは弾力があって肉厚、サザエは磯の香りが広がってコリコリです。
「そのコリコリ感は、やっぱりサザエが生きてるからあるんです。サザエが死ぬと歯ごたえが柔らかくなります。ここへ足を運んでもらえば、おいしいのが食べられます」

 
 道の駅「舞鶴港とれとれセンター」
■営業時間/9:00〜17:00(農産物販売は8:30〜)
       *海鮮市場は9:00〜18:00
■定休日/道の駅=正月三が日
       海鮮市場=水曜日(祝日の場合は営業)、
       年始など
■TEL /0773−75−6125

  

農産物の「和」、海産物の「舞鶴港とれとれセンター」を訪ねました。美山や天橋立といった観光スポットも近いので、あれこれ組み合わせて巡ってみるのも楽しいのではないでしょうか。