ホーム パーソナリティ紹介 これまでの放送-放送日から検索 これまでの放送-地図から検索 番組あてメール ラジオ大阪

京都縦貫自動車道の開通だよりに誘われて日本海へ
暖かいまま冬が終わろうとしています。生活するのには楽でしたが、スキーなど冬の楽しみを満喫するには物足りない思いをしました。そこで今回は、シーズンも残りわずかとなった冬の味覚を愛でに、日本海へとドライブすることにしました。暖冬の今年、その代表選手であるカニはどうだったのでしょうか?それでは、海の幸に加え山の幸もいただきに、道の駅を訪ねることにします。



   来春開通、京都縦貫自動車道     <京都縦貫自動車道の地図はこちら>
 

京都縦貫自動車道
沓掛〜丹波インター間

 名神高速道路・京都府の大山崎インターで降り、国道171号や洛西のニュータウン周辺の一般道を通って、京都市西京区の沓掛(くつかけ)インターに出て京都縦貫自動車道に入り、北西方向に走っています。
 京都府の久御山ジャンクションから宮津天橋立インターまでの約100 kmもあるこの京都縦貫自動車道は、国道478 号を高速道路のように快適に走れるようにするため、今、造られている道です。既に久御山〜大山崎インター間と、沓掛〜丹波インター間、そして、綾部安国寺〜宮津天橋立インター間が開通していて、未開通は大山崎〜沓掛、丹波〜綾部安国寺ということになります。そのうち、和知(わち)〜綾部安国寺インター間は、2007年度の開通を目指して工事が進んでいます。
 なお、現在、宮津方面に向けた入り口と大山崎方面に向けた出口しかない、いわゆるハーフインターである沓掛インターは、将来、大山崎インターとつながって、大枝(おおえ)インターという完全なインターチェンジになる予定です。

   山の幸、道の駅「和」  
 

道の駅「和」の物販コーナー
 丹波インターを降り、国道9号から27号に右折し、15分ぐらい走って、由良川の清流沿いに建つ道の駅「和(なごみ)」に到着しました。中にはたくさんのお土産品などが並んでいます。一昨年10月、丹波町、瑞穂町、和知町が合併して京丹波町が誕生しましたが、ここは旧和知町エリアにあり、その1文字を取って「和」としています。駅長の山口富雄さんにお話を伺いました。まず目を引くのが、たくさんの特産品です。
「地元の野菜、地元の人が作った加工品がたくさん出ています。また、いろんなお土産が並んでいます。和知では水菜が特産で、大根、白菜、なばな、あざみな、ふきのとう、ヨモギも並んでいます。とくに有名なのは黒豆で、和知だからできる、和知にしかできないという、『和知黒』ブランドで出ております。大粒で、煮炊きしてもくずれないと、関東方面でも大変に人気がありますね」

 
道の駅の横を流れる由良川
 奥のレストランでは、何がいただけるのでしょうか。
「レストラン『和』は、和食が中心で、冬はぼたん鍋やイノシシうどんが人気なんですが、今年はイノシシの猟が悪く、地元の肉が入らないため、2月の10日に終わりました。他には、和知黒の『湯豆腐御膳』が1年を通して人気です。アユの天ぷら丼や五穀丼もお勧めです」

 夏はアユが屋外でも楽しめるようです。
「6月中旬のアユ解禁日から9月いっぱいまで、由良川を下に見ながらアユのバーベキューガーデンもオープンします。焼き肉もあって、すごく人気があります。また、この3月1日にはアマゴが解禁になり、初日から多くの方がお見えになっています」

 
こんなホールがある道の駅は
初めての経験
 建物が右手にもう一つあり、「情報センター」として道路や地元の情報を提供していますが、立派な劇場まであります。
「130 人ほど入れるホールで、毎月第4土曜日に人形浄瑠璃など和知の伝統芸能の定期公演があります。『和知人形浄瑠璃』は、淡路島の人形浄瑠璃とは少し違い、黒子1人が人形1体を操ります。大迫地区にある祥雲寺というお寺が発祥の地です。他に伝統芸能としては『和知太鼓』があり、これは源頼光による鬼退治に由来する奉納太鼓だとのことです。さらに、『小畑万歳(おばたまんざい)』は、鼓を打ちながら3人で行う、社会風刺なんかも入った面白い万歳です」

 

あふれ出るアユの天ぷら丼
 アユの天ぷら丼は、天ぷらが大きくて丼からはみ出しています。これは迫力です。五穀丼は、上に黒豆や湯葉があんかけになって乗っていて、優しいお味。また、黒豆で出来たお豆腐の和知黒湯豆腐御膳も、非常に素朴な味でした。おいしい!

   道の駅「和」
 ■営業時間/8:30〜18:30
        *レストランは11:00 〜18:00
 ■定休日/火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
        *夏休み期間中は無休
 ■TEL /0771−84−1008