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広がる道、南へ延びる道をドライブ 真冬の寒さを避け、南へドイラブすることにしました。目指すは、アメリカ村です。と言っても、大阪ミナミのアメリカ村ではなく、和歌山県です。御坊市の西、美浜町にある日の岬手前にアメリカ村があるそうです。どんなところなのでしょうか。一体、何か待っているのでしょうか。それでは、昨年夏の1泊ドライブ旅行以来の和歌山県へと出発します。 |
来年春、新たに開通! <阪和自動車道の地図はこちら> | |
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漁港に点在する洋館風の家。 <アメリカ村の地図はこちら> | |
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「ここの人たちは、江戸時代、小舟で千葉県の方まで行き、漁をしたり漁法を伝えたりしました。『板子一枚下は地獄』という小舟で関東へ行くという、海洋民族的な進取の気性があったわけです。しかし、思いつきでカナダへ渡ったわけではなく、工野儀兵衛という先覚者が、ここに港を築きたいと思ったのですが、金銭面で折り合いがつかなかったため、自分でお金をもうけて堤防を造ってやろうという大きな夢を持ちました。そこへ、カナダ通いの貨物船員だったいとこから、サケの好漁場があるバンクーバーへ行かないかという手紙が来ました。彼は、まず横浜で3年間にわたって研究をした上、明治21年に単身カナダに渡りました。現地で『フレーザー川にサケがわく』と表現されるほどの状況に驚き、こちらにそれを知らせたところ、翌年に数人が渡りました。そして、その人たちがまた手紙を送ってくるため、やがてカナダへ集団的に渡っていくようになりました」 |
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「『ドル寄進』と言います。学者も珍しがって、よく論文に書いたりしています。お寺の改築をする際に、地元だけでなく、カナダからも寄進を求めました。お宮さんも同じくドル寄進により改築されました」 |
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「工野儀兵衛が行ったよりも10年早く、(長崎県出身の)永野万蔵が日本人初のカナダ移民となりました。その100年祭を行った際、3世や4世たちが写真などを集め、『千金の夢』という写真集を出し、同時にパネルにしてカナダと日本の主な都市を巡回しました。それをきっかけに、この資料館は昭和53年に出来ました」 写真や道具類、昔の方が着ていたカウチンセーターやオーバーオールなどが展示されている中、ミートチョッパーなるものがあります。 「主に向こうで使ったものですが、一部の人は、持って帰ってこちらでも使いました。こんな田舎ですので、普通ですと御坊まで行かないと肉屋さんはないんですけど、私が子供の時分も、肉屋さんが出張所のようなものを出して肉を売っておりました」 |
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■開館時間/9:00〜17:30 ■休館日/なし ■入館料/100 円 ■TEL /0738−62−2326 カナダ移住について |
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