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   村の温泉全部が「源泉かけ流し」              
 

「滝の湯」露天風呂の前は滝

 道の駅から山側に1分ほど走ると、杉木立があり、滝の音が聞こえてきます。手前には湯煙。十津川村は温泉地としても有名です。「湯泉地(とうせんじ)温泉」にある「滝の湯」で、十津川村役場観光課の増谷良一(ますたにりょういち)さんにお話をお伺いしました。
「十津川には三つの温泉があり、ここ湯泉地温泉、車で20分ほど南へ下った『十津川温泉』、そこから西に行ったところにある『上湯温泉』です。昨年6月に全国初の『源泉かけ流し宣言』をさせていただき、いずれも常に新鮮なお湯を出し、高温(60〜85℃)というのが特徴です」





「庵の湯」の足湯
 奈良県初という話題もあるようです。
「一番新しい施設になりますが、今年6月2日、十津川温泉に『庵(いおり)の湯』がオープンしました。公衆浴場プラス足湯、そして、奈良県初の『飲泉場』を備えています。一方、この滝の湯は、今は村が経営を任されて公衆浴場となっていますが、元は旅館で客室を無料の休憩所にしております。露天風呂は、大自然を一番身近に感じられる浴槽のひとつです」

  十津川村は温泉の他にも魅力いっぱいです。
「昨年7月に大峯奥駈道(おくがけみち)と熊野参詣道の小辺路(こへち)が世界遺産に登録されましたが、苔(こけ)むした石畳の続く古道もあり、そういう道を歩いた後、温泉に入って疲れを癒していただきたいですね。こういう田舎は国道が唯一の幹線道路であり、住人や観光客にとって命のパイプです。まだまだ改良されていない部分もありますので、安全で時間通りに来られるような道に整備していただきたいですね」


  
    滝の湯
 
 ■営業時間/10:00 〜21:00
 ■定休日/木曜日
 ■料金/中学生以上500 円、3歳〜小学生250 円
 ■TEL /07466-2-0400

  これが十津川道路&本宮道路!

十津川道路

 十津川温泉から南へ10分ほど走ると、今までの苦労がうそのような道になりました。五條新宮道路として開通している「十津川道路」と「本宮道路」です。今年3月、十津川道路のうちの約1.7kmと本宮道路のうちの約1kmが開通、つながっているこれらの道路を通って、楽々と奈良と和歌山の県境を越えることができます。


  奇岩と緑が自慢の瀞峡
 
瀞峡
 十津川温泉から国道168号を1時間弱下ると、熊野川の川幅が広がってゆったり。和歌山県熊野川町の「川の駅・志古乗船場」があります。ここからウォータージェット船で川をさかのぼり、瀞峡(どろきょう)観光に行きます。熊野交通「志古船舶営業所」所長の永井尊士(たかし)さんにお話を伺いました。瀞峡ってどの辺りを指すのでしょうか。
「50分ぐらい上ると、三重、奈良、和歌山の3県にまたがる地区があり、そこをメインに、下瀞、上瀞、奥瀞全体を瀞峡と呼び、下瀞周辺の約1.2〜1.3kmを瀞八丁と言っています。私どもの船では、下瀞と上瀞の方をご覧いただけます」



屋根が開いて爽快
 見どころを伺いました。
「絶壁の渓谷美が素晴らしく、澄んだ水をウォータージェット船で快適に走って、松茸(まつたけ)岩や獅子岩、亀岩などの自然に出来た岩、新緑、澄みきった空気が楽しめます。瀞峡に入ると上の屋根が開いてサンルーフになり、全体を開放的に見ていただき、三県にまたがった所では船を降りて自然をご覧いただきます。これからがシーズンです。どしどしお越しください」



  
  瀞峡観光ウォータージェット船
 
  ■料金/3340円(志古〜瀞峡往復)
  ■所要時間/約2時間
  ■TEL /0735-44-0331


1泊ドライブ旅行初日は、国道168号を下って奈良県十津川村や和歌山県熊野川町などを走りました。遠くても来られるのが夏休み、ぜひプランを立ててお出かけください。2日目は新宮市よりスタートです。