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   学研都市のコア施設              
 

左奥がラボ棟 手前が交流棟

 国立国会図書館関西館近くにある「けいはんなプラザ」に来ました。関西文化学術研究都市のコア施設です。「株式会社けいはんな」の藤井友紀恵さんにお話を伺いました。
「けいはんなプラザは、国家プロジェクト『関西文化学術研究都市』において文化や学術研究の交流を目指す中核的施設で、国、京都、大阪、奈良の3府県と関西を中心とする多くの企業の共同出資により設立運営しております」

 二つの建物があるように見えました。
「交流棟とラボ棟があり、交流棟には、千人収容のメインホールをはじめ、大中小の会議室やイベントホール、ホテルやレストラン、コンビニがそろっていて、映画やコンサートなどのイベントもひんぱんに行っています。ラボ棟はレンタルラボという形で、ベンチャー企業の研究や交流の場を提供しております。ソフト面では、将来性ある新事業を提案して認められると補助が出る公募型の補助事業に応募する際、プレゼンテーションや申請作業のサポートをしています。また、経理や経営面、特許出願のアドバイスなども行っております」



  
   けいはんなプラザ
 
  ■TEL /0774-95-5111
      (株式会社けいはんな)

  世界のお茶が楽しめる研究所
 
下館の面影を残す石垣や濠
 精華町の南隣の木津町に入り、「福寿園CHA研究センター」に来ました。研究所であり、お茶がいただける楽しい施設でもあります。ご案内いただいたのは、浦谷彩さんと東基子(ひがしもとこ)さん。まずは、東さんにこの施設について伺いました。
「一般の方にお茶を知っていただく施設であるとともに、お茶の官能審査や出荷前のチェック、商品開発などをしています。CHAは、カルチャー(文化)のC、ヘルス(健康)のH、アメニティ(快適)のAです。日本と世界のお茶の研究室があり、和室のお茶室を三つと立札席の現代的な茶室を一つ。また、チベット、アラビア、中国、ロシア、イギリス、日本の6カ圏のブースを展示し、それぞれのお茶の飲み方を研究しています」  



世界のお茶を体験
 一般の方も見学や体験ができるようです。
「ご予約の上で、見学、体験をしていけだけます。体験は、お茶室での抹茶体験か、世界6ケ圏中3カ国のお茶とお茶を使ったお菓子を召し上がる体験です」

 浦谷さんには、お茶とダイエットの関係について伺いました。
「お茶はノンカロリー飲料で、砂糖を多く含んだ清涼飲料水や砂糖を入れて飲むコーヒー、紅茶よりは、ダイエットにいいと言えます。茶を飲むだけではダイエット効果はあまりありませんが、運動の20分前に飲むことで、お茶に含まれるカフェインが糖の代謝を良くすることが分かってきております」



研究所内の茶園では
様々な種類のお茶が栽培されている

  
  緑茶とがんを抑える効果の関係も注目です。
「お茶の成分とがんの予防効果は、徐々に証明されてきています。とくに、昔タンニンと呼ばれていたカテキンが一番注目で、がんの原因のひとつ活性酸素に対する抗酸化作用がとても強く、また、やはりお茶に含まれるビタミンAやCも抗酸化作用が強いと言われています」




  
   福寿園CHA研究センター
 
 ■見学/10:00 〜12:0013:30〜16:00
      *要電話予約
 ■休館日/土曜日、日曜日、祝日など
 ■体験料/500 円
 ■TEL /0774-73-1200
 


関西文化学術研究都市は何かとっつきにくい感じがありましたが、実際は面白エリアでした。国立国会図書館関西館でも見学ツアーがあって、普段は入れない書庫を見ることができます。