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国道163 号を走り、京阪奈丘陵へ
平成14年、京都府精華町に出来た「国立国会図書館関西館」は、将来、東京本館より大きくなる可能性があり、最先端技術が導入された未来型の図書館とのこと。今回は、この国立国会図書館関西館はじめ、関西文化学術研究都市を回ります。研究所だけでなく、週末に楽しめるお出かけスポットがたくさんあるようです。


  注目の学研都市アクセス道          <国道163号の地図はこちら>
 

国道163号 精華拡幅事業地区

 大阪から国道163号を東へ。門真市や四條畷市などを抜け、奈良県生駒市から京都府精華町へ入るところです。国道163号は、大阪、奈良、京都、三重を結ぶ幹線道路で、関西文化学術研究都市へのアクセス道路としても重要。車の数も非常に増えています。そこで、学研都市のある四條畷市、生駒市、精華町の区間では、道路を片側1車線・合計2車線から片側2車線・合計4車線にする工事をしています。京都府精華町部分を「精華拡幅事業」といい、今はない歩道が拡幅後は3.5m幅で出来る予定で、渋滞解消の上、安全な道にもなります。

  18歳以上なら誰でも利用可能
 
奥行きが120 mもある巨大な書庫
 精華町にある国立国会図書館関西館に到着。地上4階、地下4階建てのガラス張りの建物に入り、田中誠さんにお話を伺いました。
「国立国会図書館は普通の図書館と違い、納本制度に基づいて国内の出版物すべてを永久保存で後世に残していく役目を負っています。東京永田町の『東京本館』、上野の『国際子ども図書館』、『関西館』の三つがあります。漫画や雑誌なども対象で、東京本館で保存しております。満18歳以上であればご利用いただけますが、個人への本の貸し出しはしておりませんので、館内で見ていただくか、著作権法の範囲内でコピーを取っていただくことになります」

自動書庫から出てくる本の箱
 秘密基地のような機械の部屋がありました。
「自動書庫です。50冊ぐらいが入るような箱が棚に収まっていて、機械操作でその箱が手元まで出てくるようになっています。関西館全体で約600万冊の収蔵能力を持っていて、自動書庫には140万冊入ります。関西館を造ることになったのは、東京本館が平成12〜13年ぐらいにいっぱいになりそうだと分かり、大規模な収蔵施設を造りたかったため。そして、最近、図書館に求められているインターネットをはじめとする情報通信技術を使った新サービスの拠点となる施設が必要だったためです。なお、関西館でしか持っていない特徴的な資料としては、アジア関係の資料と科学技術関係の資料、そして外国の雑誌があります」

 
    国立国会図書館関西館

 ■開館時間/10:00 〜18:00
 ■休館日/日曜日、祝日、年末年始、

         毎月第3水曜日など
 ■TEL /0774-98-1200 (音声案内)