味覚と歴史へ直結、春日和田山道路 |
ピカピカの丹波の道 <春日インターの地図はこちら> | |
|
|
謎が深まるばかりのお寺 | |
「このお寺は1200年ほど前に建立されたと言われていますけど、はっきりしたことは分かりません。開山したのも、行基菩薩、法道仙人、弘法大師など、いろんな説があるんですが、証明するものが一つもないんです。今は行基開山、曹洞宗になってからは大奄清鑑(だいあんせいかん)和尚が開山となっています」 |
|
「何説かあります。行基が仏教を広めていくためここに仏さんを作ったという説。ここに丹波仏師がいて仏像を作っていたという工房説。よその仏さんがいろんな戦火に遭わないように達身寺に運び込んできたという客仏説。一方、明智光秀が丹波攻めの時にここが焼かれたとも言われていますが、どこからどういうふうに攻められたかなどは分かっていません」 収蔵庫が二つあり、真ん中の収蔵庫には、作りかけか壊れかけのような仏像が並んでいました。 「それが工房説の証明とも言えます。『消えた仏師の里』と言われ、たくさんの仏師がどこへ行ったのか、また本当に仏師がいたのかすら分からなくなっていますが、仏さんがたくさんおられ、未完成の仏さんがあるという点で、ここが仏師の修行場だったのではなかろうかと言われています」 |
|
「腰をひねっているのは古い時代の仏さんと言われていますが、腰をひねってお腹が出て、ちょっと首を傾げている理由は分からない。最近では『達身寺様式』とも言われるようになりました」 謎は深まるばかりですが、この辺りは自然も豊かです。 「カタクリの群生地が、この村の下の方にあって、4月初旬にはたくさんの花が咲く、関西でも珍しい場所です。秋にはコスモスも咲きます。春日和田山道路を利用して、お気軽に来ていただければと思いますね」 |
|
丹波 曹洞宗 達身寺 ■拝観時間/9:00〜16:00 ■拝観料/300円 ■TEL /0795-82-0762 |
|
|
|