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「しおかぜライン」で始まった初夏のドライブ
むしむしと夏の気配を感じるようになりました。今回はちょっと涼みに北へドライブ、福井県を目指します。まずは越前海岸を走るつもりですが、ここの魅力は冬場のカニやスイセンだけではありません。この季節にも楽しめるスポットがたっぷりあります。


   癖になりそうな快適道路!           <河野海岸有料道路の地図はこちら>
 

河野海岸有料道路「しおかぜライン

 名神高速から北陸自動車道へ。敦賀インターで降りて海岸沿いを北上、敦賀の市街地から国道8号を15分ほど走ると、夏のにぎやかなリゾート地と昔ながらの日本海の町とが共存している風景が見えます。まもなく南越前町(1月に南条町・今庄町・河野村が合併)、「しおかぜライン」の看板に従って左へ入りました。国道8号はこのまま行くと内陸に向かい、途中で国道305号に入らないと海へ戻れません。山道で遅い車にもひっかかるため、海沿いのしおかぜラインで快適に走り、国道305号へと入って越前海岸まで一直線に行くことにしました。 正式には「河野海岸有料道路」というこの道は、長さが10km弱。便利で眺めがよく、一度走ると癖になりそうな快適さですが、通行料がかかります。そこで、もっと多くの皆さんにこの道の快適さを知っていただくため、昨年10月から12月にかけて通行料金を割り引く社会実験が行われました。実験の結果、利用者は34%も増え、8割超の人が景色のいい快適にドライブできる道だとアンケートに答えたそうです。

  庭園付きのトイレ
 

右が呼鳥門、左が呼鳥門トンネル
 敦賀から1時間ちょっと、越前海岸を代表する景勝地「呼鳥門(こちょうもん)」にやって来ました。以前は呼鳥門の下を国道が通っていましたが、今は横に呼鳥門トンネルが出来、呼鳥門へは遊歩道が整備されています。すぐ近くにある「レスト有情」社長の玉村孝樹(たかき)さんにお話を伺いました。ここはただの店ではありません。
「ちょっと恥ずかしいんですけど、庭園付きの個室トイレがあります」
 庭園にトイレがあるのではなく、トイレの個室の中にそれぞれ坪庭があります。使用者の反応はどうでしょう。
「『奇麗で自然の中でできて良かった』『ちょっと恥ずかしい』『なんかのぞかれているみたい』といろいろです。僕の父親が、食事に来ていただいた方に、トイレに入ってびっくりしてもらおうと造りました」

坪庭付きのトイレ
 建物の横にもここにしかない歌碑などが建っています。「地元越前の歌を歌った川中美幸さん(越前岬)、伍代夏子さん(雪中花)、金沢明子さん(夢越前)の歌碑が建っています。呼鳥門の方には福井県出身の五木ひろしさんが歌っている『越前有情』の歌碑もあります」

  レスト有情
 ■営業時間/8:00〜17:00
        *16:30ラストオーダー
 ■定休日/なし
 ■TEL /0778-37-0511
 
   織田信長のルーツがここに
 
織田神社
 国道305号を南に少し戻り、国道365号に入って東へ10分ほど。旧織田(おた)町(2月の合併後は越前町)にある「劔(つるぎ)神社」に来ました。由緒ある神社で、織田信長とも関係が深いようです。宮司の田中範夫さんにお伺いしました。
「創建は大変古く、神社の北方にある座ケ岳(くらがだけ)に祭られていた素盞鳴大神(すさのおのおおかみ)の御神慮を頂いてこの地を治めることができた忍熊王(おしくまのみこ)により、里宮にされたのが現在のお宮です」

 
 

町には織田信長像が建つ
 織田信長との関係を伺いました。
「室町時代、ここの神主の子の常昌(つねまさ)が越前と尾張を治めていた斯波(しば)氏の目にとまり、今でいうスカウトをされて尾張に赴任しましたが、その9代後が信長公です。ここには織田荘(おたのしょう)という荘園があり、当時は出身地名を名乗る方が多かったので、そこから織田(おだ)姓を名乗られたのでしょう」


  劔神社
 ■TEL /0778-36-0404