![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
美しく不思議な御所の二つの古道を歩く 近年にない寒さとも、間もなくお別れ。今回は春の予感を先取りして、自然と歴史を楽しめる道を歩くことにしました。選んだのは奈良県御所(ごせ)市の二つの道、「葛城古道」と「巨勢(こせ)の道」です。どちらも神社仏閣が多く集まり、木々のトンネルが訪れる人を優しく包んでくれる、春にも秋にも魅力いっぱいの道です。この道を目指し、まずは御所市までのドライブを楽しみます。 |
奈良の新しい道 <中和幹線の地図はこちら> | |
南阪奈道路の北側では、西名阪自動車道・柏原インター前から桜井市まで、「中和幹線」の整備が進められていますが、そのうち柏原インター前から香芝市穴虫(あなむし)までの区間は、まだ計画段階です。現在、この区間の国道165号は片側1車線・合計2車線で、渋滞が日常的に起き、曲がりくねっている上に歩道がないため、車も歩行者も危険です。昨年、この区間の道路計画についてアンケート調査が実施され、今後はその結果も参考にしつつ、道路計画案の検討が行われるとのこと。中和幹線として整備されるのが楽しみです。 |
|
人気の葛城古道を歩く | |
![]() |
|
「奈良時代、聖武天皇の命により行基が建立したと言われているお寺で、重要文化財指定の仏像もあります。目前に並んでいる『千体石仏』も有名で、秋の紅葉やヒガンバナ、春の桜と、四季折々に楽しめるかなり人気の場所でもあります」 九品寺から歩いて15分ほど南へ。今度は、一言主(ひとことぬし)神社に来ました。 「一言だけ願いをかなえてくれると、古くからたくさんの方に人気のお宮さんです。重い病気になった方などが全国からも来ています。一時期、少し廃れた時期があり、再興するために役行者(えんのぎょうじゃ)を駆り出してきて一つの伝承が出来上がりました。ここから大峯の方に橋を架けろと役行者が言ったのですが、一言の神は顔が醜かったため夜しか仕事ができず、橋が結局完成しなかったというような伝承です」 |
|
「ここは古代豪族の鴨氏が信仰した氏神様です。鴨氏がここから大和平野を北へ行き、山城国の方へ移っていって、そこから一族が全国に散っていったと言われています。先代の宮司さんがサクラソウを大変に愛好していたため、今でも4月20日〜5月10日ごろまでの開花時期には、かなりの人が来ます」 |
|
![]() |
|
|
|
![]() |