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三つのバイパス、ただいま若狭で整備中
秋真っ盛りの時季となり、これから紅葉地域を追いかけるようにドライブできたら最高!などと考えつつ、今回は福井県の若狭地方へと走ることにしました。若狭湾にビーチが多いため夏のイメージもありますが、秋もいいようです。紅葉はまだ早いにしても、山に流れる清流の姿が想像できます。もちろん、おいしい物もいっぱいのはず。今回は一体、何が待っているのでしょうか。



  “若狭バイパス3兄弟”    <国道27号の地図はこちら>
 

金山バイパス
 北陸自動車道を敦賀インターで降り、国道27号を西へ走っています。ここ敦賀市と小浜市の間は高速道路が途切れていて、地元の皆さんは一日も早く舞鶴若狭自動車道が延びることを望んでいます。実際、敦賀インターから2〜3km南に下る国道8号、そこから西に向かう国道27号は、観光地や重要な港町があるため車がとても増えていて混雑が目立っています。そこで、国道8号のうち敦賀市内の約8km区間で「敦賀バイパス」が、国道27号では国道8号とつながる敦賀市坂下(さかのした)から美浜町佐田(さた)までの約7km半区間で「金山バイパス」が、さらにはその先、美浜町佐柿(さがき)までの約5km区間で「美浜東バイパス」が整備中です。開通済み区間も多いのですが、この“若狭バイパス3兄弟”が、片側2車線・合計4車線の道として最終的に出来上がる日が待ち遠しい限りです。

  75の体験からより取り見取り
 

渓流の里

 美浜町で国道27号を左に折れ、役場前を通過して15分ほど、どんどん山に登って到着したのは「渓流の里」です。流れている渓流が、浅瀬のような流れと、ため池が連続するような地形での流れとに分けられています。美浜町では「若狭美浜はあとふる体験」ができるのですが、ここもその体験場の一つ。詳しいお話を美浜町商工観光課の浅妻佐知子さんに伺いました。
「若狭美浜はあとふる体験は、体験型観光と呼ばれる新しいスタイルの観光で、若狭美浜はあとふる体験推進協議会のメンバーが、農林業体験、漁業体験、味覚体験、自然・アウトドア体験、工芸・歴史文化体験として、全部で75種類のプログラムを提供しています。ここでは透き通るような水にイワナやアマゴなどがおり、自然・アウトドア体験として、浅瀬の方では魚のつかみ取りが、奥のため池の方では渓流釣りが体験できます」



透き通った渓流で釣りが楽しめる

 その他の体験についても伺いました。
「農林業体験には、田植え、稲刈り、芋掘り、花の作業、酪農、炭焼きなど、いろいろな体験があります。漁業体験では、大敷網体験や地びき網体験があります。大敷網というのは、長さ1350m、幅100mの網を日本海に敷く若狭地方の伝統漁法で、漁から帰ってきたら自分たちで取った魚をさばいて、漁師さんの朝食作り体験もします。味覚体験では、美浜町の特産品のヘシコを使った料理体験などができ、工芸・歴史文化体験では、わら細工、つる細工、昔のおもちゃづくり体験などができます」


釣った魚は炭焼きにして食べられる
 渓流釣りを体験するつもりでしたが、雨が激しくなる一方。もう少し待ってみようかと思っていたら、サツマイモや上から落ちてきたクルミ、さらにはおいしそうな魚までご用意いただきました。炭で一生懸命焼いてくださったのは、新庄淡水漁業生産組合「渓流の里」組合長理事の高木豊さんです。魚は何でしょう。
「これはアマゴですね。本当は釣っていただくんですけどね」

 釣れないから可哀そうと思って焼いてくださったようです。サツマイモもほっくり美味です。
「この辺のイモはかなりおいしいことで有名なんですけど、焼き方も細かい炭をいっぱい入れて、その中でじっくりと焼きました。アマゴもどうぞ食べてみてください。本当は頭から全部食べていただくんですけど」



サツマイモも最高!

 
 若狭美浜はあとふる体験
 
 
■問い合わせ/
   若狭美浜はあとふる体験推進協議会
 ■TEL /0770-32-2222