新時代を担う京滋バイパスと京都第二外環状道路 夏から秋へと変わる季節。これから何でも美しくなりますが、その一つに月があります。今年は9月18日が中秋の名月。そこで今回は、月の名所をドライブすることにしました。目的地は南京都。竹が有名なところが多く、かぐや姫伝説発祥地を主張する町もあります。それでは、いい月を見るため、素敵な夢を見るため、南京都に向けて出発します。 |
高速道路をつなぐ京滋バイパスと「にそと」 <大山崎JCTの地図はこちら> | |
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中国文化を守りぬくお寺 | |
「萬福寺は中国の禅僧である隠元(いんげん)禅師が、江戸時代初期に開いた黄檗宗の大本山です。隠元禅師は故郷福建省の萬福寺の様式を取り入れ、明朝(みんちょう)様式という中国のお寺を建てました。上に反り返ったお堂の屋根、四角い柱、左右対称に並んだお堂などが、この様式の特徴です。読まれるお経もすべて『唐韻(とういん)』という中国読みで、独特の節がついているものがあり、それに合わせてたくさんお鳴り物を鳴らします。まるで歌のように聞こえることから、『梵唄(ぼんばい)』と呼ばれています」 |
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「萬福寺でお出ししているのは、中国風の精進料理『普茶(ふちゃ)料理』です。隠元禅師が中国から日本に伝えたと言われています。インゲン豆も料理と共に隠元禅師が持ち込んだもので、禅師の名前が付けられています。精進料理には質素なイメージがありますが、法事の後のねぎらいの席で出された料理だと言われる普茶料理は、すごく華やかで中国風のしっかりした味付けになっています。また、見た目も味もまねて作る独特な『もどき料理』があります。一番驚いたのはウナギの蒲焼きもどきで、浜松出身の私でも『本当にウナギじゃないか』と思うほど、食感も味もウナギそっくりです」 |
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ところで、萬福寺で見る月はどうなのでしょう。 「10月1日に『月見の夕べ』というお茶会を開きますが、萬福寺の境内は照明などもあまりなく、明朝伽藍の間にぽっかりと非常に映える形で月が出て、風情のある眺めが楽しめます」 |
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黄檗宗大本山萬福寺 ■拝観時間/9:00〜17:00 *受付は16:30まで ■拝観料/大人500円、 高校・大学生450円、中学生400円、 小学生350円 ■普茶料理/弁当3150円、コース料理5250円〜 *1週間前までに要予約 ■TEL/0774-32-3900 |
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