![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
険しい石榑(いしぐれ)峠を越える近江商人の道をドライブ 峠越えの涼しいドライブを楽しむため、名神高速道路で近江の国へ。八日市インターを降りて、国道421号に入りました。この道は「八風(はっぷう)街道」と呼ばれ、昔、近江商人が伊勢や東国へ行くのに使った道です。今回の近畿道ものがたりは、最終的に三重県にまで足を延ばす予定ですが、まずは滋賀県内の旧永源寺町(現東近江市)に向かいます。 |
国道421号「八風街道」 <国道421号の地図はこちら> | |
|
|
木地師発祥の山里 | |
![]() |
|
「平安時代、文徳(もんとく)天皇の第1皇子の惟喬(これたか)親王が、腹違いの惟仁(これひと)親王との皇位継承に敗れ、山へ山へと逃げ込まれて、最終的にこの筒井に落ち着かれましたが、落ちているドングリの実が笠をかぶっているのを見て、『こういう物を作れば役に立つだろう』と思われました。そして、法華経を信仰されていた親王は、ある時、巻物をぐるぐると回した際に軸が舞ったのにヒントを得られ、轆轤を考案されました」 ここ蛭谷と少し北の君ケ畑とで、木地師の2大グループが出来たようです。 「木地師が増えて木が減ったため、みんな小グループを組みながら全国へと分散していきました。蛭谷も君ケ畑も同じような系統でしたが、蛭谷の吉田家と君ケ畑の白川家という神社の関係で両派に分かれていました。分散した木地師は、そのどちらかの免許状を与えられ、保護を受けました」 資料館には、貴重な古文書のほか、全国の木地師から寄せられた作品が並んでいます。コショウをひく器具やバットも木地師もあります。こけしは作る地域によって顔も形もさまざまです。 |
|
木地師資料館 ■入館料/300 円*要予約 ■問い合わせ/永源寺観光協会 0748-27-0444 |
|
現役木地師の工房を訪ねて | |
![]() |
|
「すべて難しいねんけど、轆轤が時速50~60kmのスピードで回ってるので、最初は刃物がボンと引っ掛かって木が飛んでいったりしました。怖いさかいそこでやめたくなることが多いそうやけど、本業ですることを決意してたので辛抱しました。けど、やっぱり怖いさかい、例えば1週間ぐらいは他のことして、ちょっと怖さを忘れたころにまたやってみたりしました」 作業を見せていただきましたが、轆轤を回しなめらかに木を削る小椋さんの体は、見る見るうちに木くずで茶色に染まりました。 |
|
![]() |
|
|
|
![]() |