道の駅「熊野古道ほんぐう」


駅の中は木の香りが漂う


藤原定家の熊野詣を再現したコーナー


ついに出会えた「ほんまもん定食」は800円

  
     <本宮町の地図はこちら>

ついに出会った「ほんまもん定食」

谷瀬の吊橋から2時間。やっと本宮町です。
景色が開け、川もゆったり。
「ほんまもんの町ほんぐう」、「ほんまもんロケ地」と書いてあります。

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」に着きました。
昔ながらの木の感じ。一歩入ったら、木の香りがすごくて癒されます。
駅長代行の堺義和さんにお伺いします。
       
ここであのドラマの味がいただけるんですか。
 「放送に茶粥が出てきましたので、それを少しアレンジして提供しています。
 毎日限定で作っていますが、今日は1食か2食、残っていると思います」
では、オーダーをしている間に、道の駅を拝見。
全体に木造りの中、白壁に朱塗りの柱になっているところがあり、
なかには、京都から南紀までの地図や、藤原定家の像、
その旅程が絵で描かれています。
 「熊野本宮大社が控えていることもあり、
 京都から熊野詣をする様子をレプリカで表しています。
 藤原定家が、京都から20日ほどかけて熊野三山参りをして 、
 京へ戻る道中ですね」
「山道は岩だらけで恐ろしい」「寒くてたまらない」
「咳と打ち傷で生きた心地がしない」なんて書かれています。
 「いまは京都から数時間ですが、昔は歩きながら、
 また時には馬や輿(こし)に乗って、片道10日かけて参ったようです」

ついに出てきました、「ほんまもん定食」。
茶粥の入ったお椀と、4つに区切られたお弁当箱には、
鮭、ゴマ豆腐、山菜とキノコ類の炊き物、そして漬物やお香が入っています。
では、いただきます。まずは茶粥。ほんのりピンクで優しい味です。
お粥でもなくお茶漬けでもない。とろっとした味わいが、
心もお腹も温めてくれます。ゴマ豆腐は、うん、濃厚。
おいしい。来た甲斐がありました。

道の駅「奥熊野古道ほんぐう」
■アクセス/国道168 号(奈良県本宮町)
■開設時間/9:00〜17:00
 *トイレ・駐車場・公衆電話は24時間
■休館日/毎週水曜日(祝日の場合は翌日)
■Tel /0735-43-0911



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ついに「ほんまもん」に巡り合えました。あの茶粥、地元のお年寄りは、朝、ご飯として食べているそうです。
本来は、自宅で普通に食べる素朴な味のようです。では、これから熊野本宮大社にお参りします。
藤原定家と違って20日もかけてないけど、はるばる来たから御利益を期待して。