友ヶ島灯台と淡路島の間を航行する船


六つの砲台跡の中でも一番大きな第三砲台跡


将校宿舎跡

  
     <友ヶ島の地図はこちら>


「将校宿舎」跡にびっくり

コウノ巣山展望台に到着。
友ヶ島は東西に長い島で、コウノ巣山は中心から少し西。
展望台からは淡路島が見えます。近い!
かすんでいる様子が水墨画のようです。
海と空と島が溶けあっています。


少し下りると、れんがで造ったトンネルのようなものがあります。
半地下で、中に部屋があります。
奥行き5〜6メートル、間口4メートルほど。
五つ六つ並んでいます。れんがのアーチ造りです。


トンネルを抜けて少しほっとしたら、また廃墟が出現。
れんが造りなのに瓦葺き、中は畳と床の間。
「本島要塞の駐屯将兵が生活した宿舎が今も島内各所に
一部残っていますが、この建物も将校宿舎でした。
建物内部は純日本式間取りとなっており、
当時の将校たちの憩いの場でありました」
と書いてあります。
向かいにも瓦葺きの倉庫のようなものの跡があって 、
内部に木が茂っています。


土手が続いて、ここからは直接海は見えません。
でも、土手の切れ目を抜けると視界が一気に広がります。
先程の桟橋も、足元はるか下に見えます。
これなら、何か起きてもすぐ駆けつけられるということですね。
それにしても、このれんが建築の重厚さには本当に驚きました。

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今回は、船で友ヶ島へ。船もいいけど、道路が出来たらと思っていたら、そんな話がありました。
「紀淡連絡道路」という、和歌山と淡路島を橋で結ぶ計画です。「紀淡連絡道路」が出来たら、
和歌山や大阪南部から簡単に淡路島や四国に行けます。
和歌山と洲本は、今は船で2時間半以上かかるけど、45分ほどになります。
徳島と関西国際空港は、現在の2時間20分の船旅から1時間ちょっとに。
ただ、最大5キロの海峡をはじめ、三つの海峡を渡る橋が必要で、明石海峡大橋以上の技術が求められます。
でも、完成したら、明石海峡大橋を渡り、大阪湾を車で一周なんてことも。
関西が大きく変わる予感がします。