左手に紀の川を見ながら国道24号を行く

 


デンマーク代表チームが間近に


選手が出てくるのを待つ地元の皆さん


横断幕やフラッグが飾られた商店街

  デンマークチームのキャンプ地の地図はこちら


もうひとつの“赤”、デンマーク

めっちゃきれい、紀の川!新緑を映して緑色。青空も映ってます。
向こうは段々畑で、民家が連なって、なだらかな景色ですね。
そして、橿原から2時間あまり、やっと和歌山市内に入りました。
「デンマーク歓迎」の横断幕。こっちでもやってますね。
和歌山駅近くの交差点を国体道路に入って…着いた!
長旅の甲斐あって、和歌山県営紀三井寺公園に到着。
ちょうどデンマーク代表チームが練習中です。
いろんな年代層の人が取り巻いて見ていますね。
ベビーカーを引いたお母さん、色紙片手のサッカー少年、女子高生、
犬を連れたおばあちゃん。みんな注目しています。
デンマークはグループA。
イタリアのセリエA・ACミランで活躍するヘルヴェグ、
同じくセリエA・ウディネーゼのヨルゲンセン。
他にもイングランドで活躍するグラベセンやGKのソーレンセンなどがいます。
こちらも、赤、赤、赤。そう、デンマークの国旗も赤字に白十字なんです。

子供を抱っこした“かぶりつき”のご夫婦にインタビュー。まずはお父さん。
 「日本にまず一勝して欲しいんですが、デンマークにも好きな選手がいて、
 お薦めはディフェンスのセンターバック、ラウルセン。
 フィジカルの強い選手で攻撃的なタイプです。
 デンマークは上手くいけばベスト8。 日本は予選突破が難しいかな」
一方、サッカーのことはあまり知らないというお母さん。
「たくさんの方が見に来ていてびっくりしました。
選手のことは詳しくないんですが、かっこよくて驚いてます。 みんな背が高い」


交流はここからスタート

紀三井寺公園から、ちょっと海側へ移動。
マリーナシティーのキャンプ実行委員会ボランティア本部で、
和歌山青年会議所の理事長・西平都紀子さん、副理事長・岡崎浩和さんに伺いました。
         
まずは、西平さんに、地元の盛り上がり具合を。
 「最初は心配しましたが、始まってみるとたくさんの方に来ていただいて
 非常に盛り上がっています。和歌山青年会議所はボランティア募集で
 和歌山県に協力しました。今は集まった一般市民の方と一緒に、
 我々もボランティアに参加しています。デンマーク側にも、
 こんなにホスピタリティ溢れる歓迎をしてもらえるとは思ってなかった、
 来て本当によかったと言っていただいているようです」
岡崎さんには、青年会議所としての取り組みについて。
 「これで終わりではなく、和歌山県とデンマークの今後の交流のための
 独自プランを進めています。デンマークはアンデルセン童話の国。
 和歌山でも地域の方に創作童話を応募してもらい、
 その中から優秀作品を選んで1冊の本にします。
 日本語と英語の童話集を作り、和歌山県内の小学校、中学校、
 そしてデンマークの図書館や学校に寄贈をと考えています」


予選突破したら旗を振りたい

今度は、和歌山市を代表する商店街「ぶらくり丁商店街」に。
アーケード街が続きます。
ぶらくり丁商店街協同組合副理事長・市谷康一さんに
商店街としての取り組みについて伺いました。
        
 「全体として何かをするには予算的に厳しかったんですが、
 少しでも盛り上げたいと、アーケードの柱にフラッグを付けたり、
 青年部が中心になってノボリを飾りつけたりしています。
 和歌山は昔から高校野球が強くて、箕島高校が優勝した時はパレードがありました。
 デンマークが韓国で予選突破してベスト16で戻ってきて、バスでも連ねて走ったら、
 みんなで旗を振るくらいやれるんじゃないかと思います。そうなれば理想ですね」


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橿原市のチュニジア代表チームのキャンプ地、そして、和歌山市のデンマーク代表チームのキャンプ地までドライブしました。
実は、今日(放送日)、紀三井寺公園陸上競技場で、国際Aマッチ・デンマークVSチュニジア戦が行われます。
そう、国道24号は、ワールドカップ前哨戦を戦う2チームを結ぶ道。橿原と和歌山でそれぞれ闘志を燃やす、
2つの“赤”。それをつなぐ道だったんです。