目前に迫ったワールドカップ!5月31日、韓国ソウルのフランスVSセネガル戦キックオフで開幕。
そして、6月1日からは日本でもゲームが始まります。
もう待ちきれません。
そこで今回は、本番を前にキャンプ地を直撃します。

 

 
チュニジア選手を乗せたバスが練習場を出るところ


ボランティアの皆さんも実に楽しそう


近鉄八木駅名店街

橿原は歓迎ムード一色


国道24号で和歌山へ向かう途中に見えた
建設中の京奈和自動車道

     チュニジアチームのキャンプ地の地図はこちら


まずチュニジアをチェック

西名阪自動車道の柏原インターを降り、奈良県橿原市に向かっています。
近畿では3カ国の代表チームがキャップを張っています。
淡路島では強豪イングランド、橿原市ではチュニジア、
和歌山市ではデンマークですが、いま向かっているチュニジアチームは、
どんなチームでしょうか。
橿原市の奈良県立橿原公苑陸上競技場に到着。
プレスパスもチュニジアの国旗と同じ赤です。ただ、今日の練習は非公開。
でも、グラウンドは見えました。後ろに畝傍山があり、練習場が広がっています。
地中海南側に位置し、紺碧の海と白亜の建物が印象的な北アフリカのチュニジア。
世界ランキング30位で出場は3回目。
注目のストライカーのアデル・セリミがいますし、フランスの1部リーグや
ドイツのブンデスリーガなどを経験している選手もいます。
ただ、親善試合で、MFのウサマ・セラミ選手が右足小指を骨折、帰国したのが残念。

周りではたくさんのボランティアの方が、チュニジアチームをサポートしています。
女性2人にインタビューしましょう。
 「遠くからですが、ちらっと練習を見られてよかった。
 一応ボールを蹴っているところが見られたんで、嬉しかった」



応援は“赤”、営業は“黒”で

八木駅周辺の近鉄八木駅名店街では、旗もさげられて盛り上がっています。
1メートル四方くらいで下が三角。国旗やボールの絵も入り、
「みんなでチュニジア代表チームを歓迎しよう」というスローガンも書かれています。
近鉄八木駅名店街協同組合理事長、堀本文男さんにお話を伺いました。
        
 「日本と戦うチームですが、友好ムードがたいへん高まりました。
 やはり駅周辺や商店街を飾りつけることで、街のムードが高まります。
 チュニジアといっても、遠い国だったんですが、今は関心を持たざるを得ません。
 この機会に勉強しています」
チュニジアの色は赤。周辺もですね。
 「サッカーに関しては、赤、赤、赤。採算は赤では困るんですが。
 ムードは赤で、営業的には黒で」



“真っ赤”な気持ちで応援

地元橿原市の取り組みについて、
橿原市教育委員会体育課の木下法幸さんに伺いました。
        
 「(橿原入りの時)市民が小旗やボディーランゲージで迎え、
 チームも喜んでいました。 チュニジア・ガンバ大阪戦の前座試合で、
 橿原市と新庄町の子供たちのチームが合同で
 ガンバジュニアと対戦したんです。
 ファミリー単位のサポーターになる、 そんな感じを受けました」
関心を高めるための工夫はしていますか。
 「各学校では、チュニジアの紹介講座をしたり、
 給食にチュニジアのメニューを添えたりするなど、

 職員や各団体が協力しあってチュニジア一色になる
 雰囲気づくりをしてきました。
 大会が始まれば、半分くらいは“真っ赤”な気持ちで
 応援してもらえると思います」



橿原市を出て、国道24号を南下中。このまま五條市へ行き、
紀の川沿いに和歌山まで24号をひたすら走ります。ファイト!
和歌山県に入りました。この国道24号、数車線で走りやすい部分と、
片道1車線の部分があります。抜け道が出来たらと思っていたら、
「地域の発展を担う、京奈和自動車道の早期実現」の看板を見つけました。
京奈和自動車道、京都の城陽から木津まで開通していて、
今は奈良の郡山から和歌山までの開通が待たれています。

 
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