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長浜の代名詞となった注目のエリア
長浜の代名詞ともいえる「黒壁ガラススクエア」に来ました。
昔の建物を利用しつつ、ガラスをテーマに活性化が成功したエリアです。
株式会社黒壁・広報の笹原司之さんに伺いました。

まずは誕生の経緯から。
「1987年ごろ、今の1号館の建物が取り壊される話があり、
民間と市とで保存運動が起こったのがきっかけです。
出資メンバーがヨーロッパを回り、ガラスを作る所に人が集まる
ことを知り、地元にはなかったガラスでやっていこうと、
平成元年7月に3店舗で出発。現在は、29館プラス
長浜オルゴール堂で30館ございます。街並みをそろえたり、
各店に何らかの形でガラスをテーマにしたものを入れて
いただいたりしています」
お薦めの店を案内してもらいました。
まずは、四つ辻の角の大きな建物です。
「メインの黒壁ガラス館(1号館)です。最初は銀行、
ガラス館になる前はカトリック教会でした。
1階は国内で仕入れた商品、2階は海外で買い付けた商品が
並んでいます。この裏手にあるガラス工房『スタジオクロカベ』には、
当方のガラス作家がデザインし、完全手作りで製作した
ものが置いてあります。
お屋敷に入っていくような木の門をくぐり、両側に黄色い
ロウバイの花が咲く石畳を歩くと、奥に蔵のような建物がありました。
中はフローリングのカフェです。
「蔵を改装して造った、14号館のカフェレストラン『洋屋』です。
入口の門は、長浜城で秀吉が使っていた茶亭門を移築しました」
歩いている時に「黒壁パスポート」の字が見えました。
「直営店、グループ店、協力店の33店舗で使える、
5%付加の金券です。2000円券なら2100円分使えます。
2カ所のインフォメーションセンターで販売しています」
「黒壁ガラススクエア」
■インフォメーションセンター/
10:00〜17:00(4月〜10月は18:00まで)、無休
■問い合わせ/0749-65-2330
大きな木に可愛らしい小花
商店街を抜けて、大通寺まで来ました。
こちらでは「馬酔木(あせび)展」が開催中です。
盆栽の展示会ですが、2mを超えるものもあり、
鉢植えとは思えない迫力です。
表参道振興組合・馬酔木展実行委員会委員長の 岡田辰男さんに伺いました。

どうして馬が酔う木と書くのでしょうか。
「鹿や馬が食べるとぴりぴり酔うため、馬酔木と付いたと聞いています。
可愛らしい小花が、多いものでは一房に100個ぐらい付き、長くもちます」
盆栽展は珍しいようです。
「全国でここだけです。鉢植えでも大きな木でないと値打ちがありませんが、
鉢の中だと根が自由に伸ばせないため、植え替えが肝心です。
若い木は3年、古い木で5年ぐらいでしなくてはだめですね。
3月10日ごろには花が開き、4月いっぱい咲いています。
5月も咲いていますが、4月中ごろまでに花をちぎらないと、
来年の花付きが悪いんです」
大通寺「馬酔木展」
■観覧時間/9:00〜16:00
■開催期間/4月18日まで(無休)
■観覧料/300 円(拝観料含む)
■TEL /0749-62-0054
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