湯浅御坊道路

終点の先は工事中

うめ振興館の展示

うめ振興館にある梅林のジオラマ
|
<南部川村の地図はこちら>
天保山から阪神高速湾岸線を関西空港方面に走り、
りんくうジャンクションから関西空港自動車道に入りました。
どちらも片道2車線・往復4車線で、快適走行です。
もう少し行くと、阪和自動車道に合流する泉佐野ジャンクション。
大阪から和歌山へは湾岸線経由でも行けるし、
松原ジャンクションから阪和自動車道に入ることも出来ます。
ルートが複数あると便利だし、渋滞も緩和される上、
災害時にもルートが確保出来ます。
阪和自動車道から海南湯浅道路、湯浅御坊道路と来ました。
阪和自動車道は片道2車線・往復4車線ですが、こちらは往復2車線。
渋滞もありますが、要所で片道2車線になって追い越しも出来ます。
湯浅御坊道路の終点・御坊で下りると、視界が広がり海が見えて来ました。
目指すは南部です。
見て、食べて、梅づくし
国道42号を走り、いよいよ南部(みなべ)へ。
南部と付く自治体は二つあり、一つは海沿いの南部町。
もう一つは、南部町から国道424号を北東へ行った山手の南部川村です。
424号沿いにある道の駅「南部川村うめ振興館」に来ました。
こちらの林康博さんに伺いました。

林さんの名刺には、 南部川村役場の「うめ課」と書かれています。
「梅の村ですから、『うめ課』があります。
梅の振興に関わることすべての分野で、
いろいろと仕事をしています」
こちらは、いつ出来たんでしょう。
「平成9年7月にオープンしました。普通の道の駅と少し違うのは、
喫茶や食事の場所がないことです。梅にこだわり、
物産も梅の関連商品だけで、建物も梅干しをつける樽をイメージしています。
南部川村と梅の情報発信拠点として、1階は村の歴史資料を、
2階は梅に関する資料を展示しています」
南部で梅づくりが盛んになったのは、いつごろからなんでしょう。
「江戸時代、徳川家康十男の頼宣(よりのぶ)が紀州藩主に
なったときの家老の安藤帯刀(たてわき)が、田辺の藩主になった時、
やせ地でも育つ梅を植えさせ、植えたところからは年貢を取らないという、
産業奨励策を行いました。
梅干しを産業として確立した先駆者は 内中源蔵です。
明治34年、梅を栽培、収穫し、加工工場まで自分で建てて、
梅干しに加工。初めて商品化して世に出しました。
今の南部川村の梅栽培の基礎を作り上げた人です」
南部川村の梅の生産量はどれくらいでしょう。
「約2万トンから2万3千トン。全国で約12万トンですから、
17・5%程度のシェアです」
梅林もそろそろのようです。
「今日は南部梅林の開園日で、梅の花も咲き始めています。
2月11日の梅祭りのころは、かなりきれいな時期を迎えます」
ポスターには「一目百万、香り十里」と書かれています。
もっとたくさんの方に、魅力的な南部の方に来てもらいたいのですが、
高速道路は御坊までで、ちょっと時間がかかります。
「御坊までの高速が南部まで延びることは念願です。
来年度中には、南部インターが出来て高速が開通する予定です。
次の花の時期には、南部で下りていただけるかもしれません」
「南部川村うめ振興館」
■アクセス/国道424 号
■開館時間/9:00〜17:00
■休館/毎週火曜日 *2月は無休
■入館料/大人400 円、小中学生200 円
■TEL /0739-74-3444
<次のページに行く>
|