登山口駅

葛城山上駅からの眺め

 涼しい風の中を歩く

 まだつぼみのツツジ

一面ツツジ 
さすが「一目百万本」

   葛城山の地図はこちら

再び、国道165号を南へ。奈良県新庄町に入ると、
国道165号は県道30号になりました。
さらに南へ下って、御所市の櫛羅(くじら)という交差点を右折すると、
ロープウェイが見えてきました。
坂道を上がっていくと、見晴らしがすごくよくなってきて、
大和三山もくっきり見えます。ツツジも増えてきました。
下でこれだけ咲いているなら、上が楽しみです。

いよいよロープウェイに。アナウンスが聞こえてきます。
 「…葛城山ロープウェイは昭和42年3月に開業いたしました…
 葛城登山口から葛城山上までは全長1421メートル、
 高低差にして561メートル…金剛生駒紀泉国定公園の
 ほぼ中央に位置しております。山頂は標高960メートル…」
 向こうに広がる絶景がたまりません。ゴンドラの箱が全面ガラス張りで、
 見事なまでの景色。田んぼも広がっていて、「白鳳文化」というか、
 昔の香りが風に乗ってここまで届きそう。

葛城山上駅に到着。下は暑いくらいだったけど、駅を降りた瞬間、
ふわッと涼しい風がすがすがしい。そこから歩いて12分で、
国民宿舎「葛城高原ロッジ」に着きました。
支配人の冷水正(ひやみずただし)さんにお伺いします。

    

ロッジの正面の前を2〜3分歩いたら、もう頂上だとか。
きれいでしょうね。
 「夜だったら関西国際空港の塔も見えますし、頂上からは、
 360度のパノラマで、本当に素晴らしい見晴らしです」
山頂には、どんな施設がありますか。
 「葛城高原ロッジ、白樺食堂、葛城売店、キャンプ場があります。
 ロッジの鴨鍋は有名で、兵庫や大阪からも来ていただいています。
 山の湧き水を使っただしで、他では味わえません。
 また、最近では、大和肉鶏のすき焼きと、
 大和肉鶏を使った赤味噌ベースの『行者鍋』も喜ばれています」

では、そろそろ「一目百万本」といわれるツツジを見に行きましょう。
南西の斜面を降りてきました。
すごい数。斜面一面、ツツジ、ツツジ、ツツジ。向かいにもツツジ。
さすが、「一目百万本」。でも、まだつぼみ。
今年はどんな花も早いと言われていますが、見頃はいつでしょうか。
 「5月の上旬、3日ぐらいから10日過ぎぐらいまででしょうか。
 ここは、ヤマツツジが90%を占めています。真っ赤なヤマツツジが大半で、
 あとは、モチツツジ、レンゲツツジ、ミツバツツジ、ミヤコツツジです」
満開になったら感動ものでしょうね。
 「ここへ来て11年になりますが、初めて見た時から感動の連続です。
 毎年、従業員が懸命にササを刈って、皆さんにツツジを見ていただいています。
 今年もいい状況で見ていただけます。
 ツツジ園の真ん中に、ツツジ観賞路という幅2メートルぐらいの道があって、
 下りていったら下の展望台の方へも行けますよ」

この一面のツツジ、ぜひ見てもらいたいなあ。
足に自信のある方は、登山もOK、自信のない方はロープウェイでどうぞ。

国民宿舎「葛城高原ロッジ」
■ アクセス/
西名阪自動車・柏原IC〜国道165号〜県道30号〜葛城山ロープウェイ利用
■TEL. /0745-62-5083

※紹介した施設の時間、料金等は2002年4月31日現在の情報

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きょうは、西名阪自動車道と国道165号を通って、道の駅「ふたかみパーク當麻」、
葛城山までドライブしました。大阪市内から意外と早くて、あの時間で
こんなに自然がたくさんある所に来られるなんてと、嬉しく思いました。
機会があったら、また来たいな。