
静原

寂光院への参道

川端亮一さん

寂光院の門を入ると階段が続く
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<大原の地図はこちら>
紅葉の大原・寂光院へ
比叡山を右手に見ながら、鞍馬街道を走っています。
小野小町ゆかりのお寺など、見どころが随所にありますので、
皆さんには立ち寄りながら走っていただきたいものです。
市原を右に曲がって鞍馬街道を外れ、静原・大原方面に入りました。
静原には里の風景が広がり、山に沿って古い建物が立ち並びます 。
ここから江文峠を越えると大原ですが、今、車で走っている道とは別に、
昔ながらの杉木立に囲まれた歩いて通る道があって、
昔の街道がたどれるような雰囲気になっています。
紅葉の名所・大原にやって来ました。大原というと、今年、
ずっと秘仏だったご本尊の薬師如来が開帳された三千院が思い浮かびますが、
今回は、後白河法皇の行幸の道をたどってきましたので、三千院側ではなく、
西側の麓、建礼門院徳子で有名な寂光院に来ています。
では、川端亮市さんに伺います。どれぐらい前からあるのでしょうか。
「ここは1400年ほど前からあります。推古2年に、
聖徳太子が父の用命天皇の菩提のためにお建てになりました」
見どころについてもお伺いしました。
「本堂は推古時代の立派なもの。一昨年に放火され、復興中です。
見どころは、入口から参門への石段ですね。もみじに囲まれた参道です。
紅葉の最盛期には色が調和し、一番の眺めになります。また、
500年たつ立派な池あり、それを書院の縁から見ると正面に
3段の滝があります。音楽を奏でているような音が聞こえ、
本当に寂光院に来て良かったなという感じがします」
しば漬け誕生の地だとも聞いています。
「建礼門院さんがお住みのとき、阿波内侍(あわのないし)さんが
考案されました。町民が建礼門院に漬物を献上し、それを見て阿波内侍さん
が作ったとそうです。大原はシソの育ちがものすごくよく、
大原でしか出ない香りが出ます。湿気が高い気候がおうてると思います」
寂光院
京都市左京区大原草生町676
■拝観時間/9:00〜17:00(12月〜2月は16:30まで)
■拝観料/500円
■TEL /075−744−3341
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