やっと秋が感じられるようになりました。今回は「月」にこだわります。
そう、今年の中秋の名月は9月21日。そこで、中秋の名月の名所を訪ねます。
目指すは滋賀県大津市「石山寺」。では、出発!


渋滞の“名所”である中振


久御山ジャンクションの工事現場


京滋バイパスを快適ドライブ

 

     <久御山ジャンクションの地図はこちら>

新しい道「緑立つ道」、来春開通

石山寺へは京滋バイパスで行くことにし、
阪神高速守口線から 国道1号に入ると、車が止まってしまいました。
渋滞の名所、枚方市の中振。
国道1号と170号が交わる巨大な交差点です。
大阪と京都間は、1日23万3千台もの車が往来。
それを、国道1号、171号、名神高速でまかなっていますが、
国道1号は1日のうち19時間が混雑する慢性的な渋滞状態。
経済的損失が大きく、低速走行で排気ガスが多くて環境も悪化。
しかも、緊急車両の通行が困難なうえ、
車が生活道路にまで入り込んで生活を脅かしています。
でも、解決への決め手があります。第二京阪道路「緑立つ道」です。

渋滞を抜け、京都府久御山町に来ました。
久御山ジャンクションの巨大な工事現場があります。
京滋バイパスを東の巨椋インターからここまで延長し、
さらに西の京都府大山崎町で名神高速につなげる工事。
京都市伏見区の巨椋池北インターから枚方北インターまでの
「緑立つ道」の工事。そして、それらが交わる
久御山ジャンクションの工事が、来春開通を目指して進められています。
「緑立つ道」は、大阪市の門真ジャンクションから巨椋池北インター
までの26・4キロの道で、片側3車線・計6車線の自動車専用道路と、
その脇や下を走る一般道からなる新しいタイプの道で、
最大の特徴は両脇にできる幅20mもの環境緑地帯です。
木々が植えられ、3.5mのゆったりした歩道が造られます。
住宅と距離を取ることと、緑の効果が、騒音や振動、
排気ガスの影響を和らげます。これほど長い距離にわたって
環境緑地帯を造る道路は、全国的にもあまり例がありません。

京滋バイパスの長いトンネルを抜け、南郷の料金所を過ぎ、
山をどんどん下って、そろそろ琵琶湖が見える頃です。
京滋バイパスは、宇治市の巨椋インターから名神高速瀬田東インターまで、
片側2車線・計4車線の自動車専用道路で、約20・あります。
名神高速は、吹田インターから京都南インターまでが
片側3車線・計6車線。でも、京都南から片側2車線・計4車線に
減少。瀬田東からまた片道3車線・計6車線になりますが、
そこまでが混みます。大山崎で名神高速と京滋バイパスがつながれば、
この区間はあわせて8車線になって、
滋賀方面へ楽に行けるようになるはずです。

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