夏休みも残り2週間。カウントダウンが始まりました。気になるのが宿題。
とくに自由研究のめどが立っていないと、子供たちはもちろん、親御さんまで焦る時期。
そこで今回は、子供たちの自由研究を手伝うことにしました。



左から大阪・柏原市立玉手小学校6年・太田純平君
5年・田中万里さん 6年 岡田志帆さん


40メートル下の海がすけすけに見える管理用通路


300メートルから見る神戸側の様子

 

    <明石海峡大橋の地図はこちら>


「明石海峡大橋」最上部へレッツゴー!

3人の子供たちに来てもらいました。おはようございます。
 子供たち おはようございます。
元気がいいですね。自由研究は済みましたか。
 子供たち まだです。
安心してください。自由研究は、今日1日でバッチリ片づきます。
今日は明石海峡大橋を徹底的に研究します。
何をするかというと、あの塔のてっぺんまで昇ります。
 子供たち イエーイ!
明石海峡大橋について教えてくださるのは本州四国連絡橋公団の佃長次さんです。
      
 全員 よろしくお願いします。
早速、上まで連れていっていただきましょう。
巨大な建物を7階まで昇って来ました。海から40mの高さだそうです。
 佃 ここは橋の傷みを見るための管理用通路です。
   風が吹き抜けるよう金網状に造ってあります。
   幅は4mで点検用の車両が通れます。本線の真下にあり、
   一番高いのは橋の真ん中、海から80mの高さです。
 志帆 あの黒いパイプは何ですか。
 佃 パイプは淡路島へ水道水を送るものです。
   淡路島は水が少ないので、本州の水を送っています。
   他にも電線や電話線なども通っています。
   橋は車が通るだけじゃないんですね。
管理用通路で塔まで移動し、エレベーターに乗って、
2分で一番上の約300mの所まで来ました。
 佃 塔は2本。それで橋を吊り上げています。高さは297mです。
   これから立つ所は288mで、東京タワーの展望台より高いんです。
上部のスライドドアが開いて、外に出ました。すごーい!
 志帆 海がめっちゃきれい。高くてこわい、ちょっと。
 万里 (淡路島から)帰ってくる車が多い。
 志帆 塔は造るのにどれくらいかかったんですか。
 佃 造り始めたのが昭和63年5月で、完成が平成10年4月。
   約10年かかりました。最初は海底を掘る作業だったんで、
   見えない所で工事が始まったんです。
 志帆 橋が出来るまで、淡路島へ行くのは船しかなかったんですか。
 佃 そうです。船は何航路もありましたけどね。

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