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春の「川・道」スペシャル!
2006年度最初の放送は、番組史上初めて、「川ものがたり」と「道ものがたり」が合体するスペシャル版。新パーソナリティの松田青華と5年目に入った稲野一美が、大阪市北区と都島区を結ぶ桜宮橋、そして、下を流れる大川を舞台に、川と道について語り合いました。そこは桜の名所。収録当日、桜はまだちらほらの状態でしたが、ぼんぼりも下がり、花見準備は既に万端です。


    銀橋、もう1本。     <大川、桜宮橋の地図はこちら>
 


大川、桜宮橋(放送後に撮影)

松田 稲野さん、今日、近場のここを選んだのには、理由があるんですよね。
稲野
 単にお花見に来ただけじゃないんですよ。大阪の人から「銀橋」と呼ばれているこの桜宮橋は、私の担当であります「国道」なんですよね。橋は法律上、川ではなく道路です。桜宮橋は国道1号「曾根崎通」。そして、今年はこの橋にとって大きな年になります。もう一つ、同じような橋が横に出来ているんですね。
松田
 北側、つまり大川の上流側にあって、銀色のアーチなどほとんど完成しているように見えますね。

 



新桜宮橋(右)の橋げたはまだ枠だけ

稲野 横から見るとそうですが、橋けた部分がまだ骨組みだけで、これからコンクリートで床が造られ、その上にアスファルト舗装が行われます。新桜宮橋は架け替えではなく、国道1号の拡幅工事として造られているんですね。都島区の東野田交差点から福島区の野田阪神前交差点までの国道1号と2号が、幅40mに拡幅されましたが、残るこの桜宮橋は、橋そのものを広げるのではなく、もう1本造ってそれぞれを一方通行にすることでで、全体の幅を22mから40mにします。
松田 今は片道2車線・合計4車線ですから、合計8車線になるんですか。



手前が新桜宮橋、奥が桜宮橋

稲野 いえ、橋以外の道路部分と同じように、片側3車線・合計6車線になります。その代わり、歩道の幅が3mから8mへと広がり、人や自転車にとっても優しい橋になるわけです。新桜宮橋は今年の秋に渡れるようになるんですが、まず暫定的に片側2車線・合計4車線の道として人や車を通し、今の桜宮橋は通行止めにします。出来て76年にもなるため、この機会に補修工事をするんです。それが終わったら、一方通行の3車線にして歩道を広げ、さらに新しい橋も3車線の一方通行にして、合計6車線の桜宮橋として正式開通します。平成19年度中、つまり、再来年のお花見シーズンには完成予定です。