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大和川を蘇生させ、藍染を復元する人々。 大阪市住之江区、阪堺大橋の下を流れる大和川は、河口が近いだけに磯の香りがします。水量は少ないものの、水質は思った以上に奇麗。透き通って3cmほどの魚がたくさん泳いでいます。汚れた川のイメージがある大和川ですが、2004年の調査では、BOD(生物化学的酸素要求量)の値が初めて環境基準レベルを下回りました。長年、河川浄化や下水道整備をした結果がやっと出てきた感じです。しかし、もう一つ忘れてならないのが住民と行政とが一体となった取り組みでしょう。 |
大和川を飾る陶板画。 <大和川の地図はこちら> | |
まずは、住之江区で活動をしている皆さんの話題です。大和川再生協議会事務局長の沼田恒雄(つねお)さんにお話を伺いました。
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どんなことをしているのでしょうか。 |
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「我々が5年前に水質を調べた時は、7.8とかいう数字が出ました。一番生命力のあるコイが生きられるのが5r/リットルなので、コイしかいないような感じがしますが、上流ではアユなど色々と奇麗な魚が住むようになっています」 クリーンアップには3000人以上が参加するとのこと。 「皆さん本当に生き生きとされています。こうして川辺に座って眺めてますと、奇麗にしたいという気持ちが心から起こってきますね。当日は大阪側で6000袋、堺側で4000袋のごみが出ますが、生活用品の小物や不法投棄のタイヤ、自転車やバイクまで混じっております。私たちは、まずお母さんに食べ残しを作らないよう呼びかけたい。食べ残しや油類、洗剤が川に来るんですね。将来は、どこでさおを差しても魚が連れるという状態を目指しております」 お母さんに続くのは、住民全員と企業です。 |
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