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参加者もスタッフも、みんなで楽しむ大会。
加古川大堰から2キロほど上流。河川敷から階段状になっている下が、
ボートの発着場だ。ボートはここから300mほど下流へ進み、
JR加古川線の鉄橋下からスタートする。
今、レースを終えて戻ってきたチームに、順位を伺った。
「何着かよく分かりませんが、多分、最後だと思います」
こう答えたのは、コックス(舵手)を務めた女性だ。
チームは大学時代の仲間と、その奥さんとで構成されているとのこと。
「チーム名は『翔神会』ですが、“翔びすぎ”ました。
コースを外れて隣のレーンに飛んでしまって」
そう言ったのは、レース初参加の男性メンバーだ。
「加古川の夏のイベントって感じでしょう。今年はぜひ出たいと思って」
別の女性メンバーも初レースだが、ジーンズにTシャツ姿だった。
「今日、いきなり出ることになったんで、この通りの姿です。
思ったよりスピードが速くって。いい思い出ができました」
別のチームにも伺った。7回目の株式会社ノーリツの「ツイスターズ」だ。
「3着でした。スタートに失敗しました。1人欠場したんで、
応援の人に出てもらった即席チームだったんで。
難しいのは、 一斉にオールをあわせるタイミングですね。
でも、漕いだ後に、ビールをみんなで飲んでバーベキューするのが一番です。
今日は負けたけど、祝杯します」
肩まで水につかり、ずぶ濡れになりながら選手の世話をしている方がいる。
「加古川青年会議所の手伝いです。日焼けするより、
浸かっている方がましですね」
縁の下ならぬ“川の中の力持ち”だ。
「みんなでわいわいやるのが楽しい、それだけです。
あまりきれいじゃないんですが、浸かってみると、
ああ加古川におるなあと感じられます」
もう一人の加古川青年会議所のメンバーは、こうも言った。
「手伝う側からも楽しい大会です。
加古川に住んでてよかったと誇りを感じます」
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加古川市民レガッタ会場

300メートルという長いコースが自慢

クリスタルのトロフィー

青年会議所のメンバーが選手の世話を
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