●“文化の地産地消”
『レシップ』の設立趣旨には、“文化の地産地消”という言葉を挙げています。“地産地消”とは、地域で生産したものを地域で消費するという意味です。『レシップ』では、この“地産地消”が文化にも必要ではないかと考えます。輸入された文化ではなく、それぞれの地域や町にある文化、ここで言う“文化”とは、生活からアートまで全部を含めたもので、地域の中にある“創造の種”のようなものを大事にして、たくさんの人に知ってもらうことが必要だと考えています。
●地方自治体のフリーペーパーがきっかけ
1999年から5年間、地方自治体でフリーペーパーを作っていました。その時、取材で関わったアートの現場や学生さんなど、いろいろなネットワークができました。その関係をなくしてしまうのはもったいないと思い、2004年10月にNPO団体を設立しました。
●活動の三本柱
NPO法人『レシップ』の活動には、事業部、情報部、研究開発部の三本柱があります。事業部では一昨年、大阪で活動しているアート関連のNPO協会『大阪アートNPOコンソーシアム』を作り、各地域の拠点と大阪府立現代美術センターでNPO団体が協力して自発的な展覧会を行っていくプロジェクトを行いました。情報部では、ケーブルテレビの番組の企画制作や、フリーペーパー『plug』の発行、ウェブサイト『log osakawebmagazine』の運営などを行っています。研究開発部では、文化庁の依頼を受けて、美術館やギャラリーから、大学、専門学校などの教育機関、NPO団体などがどのような活動を行っているかを調査する『アートNPOデータバンク』を行ってきました。
●『あなたのドラマを演劇にしよう〜6日間演劇ワークショップ』
「3月中旬から月末までの6日間、城北市民学習センターにて、『あなたのドラマを演劇にしよう〜6日間演劇ワークショップ』を開催します。学校、家庭、仕事など自分たちの身の回りのことを話し合いながら台本を作り、5〜6分の短い演劇にします。15歳以上の方ならどなたでも無料で参加することができます。講師は、俳優育成に定評のある安田雅弘(やすだ まさひろ)さん。表現することによって、普段自分が考えたり感じたりしていることを改めて“発見”でき、これから生きていくためのヒントも見つかるのではないかと思います。
●暮らしやすい町をめざして
“地産地消”の活動を続けていくことで、今暮らしている町が、今よりもっと暮らしやすい町になればいいなと思っています。
<お問い合わせ>
NPO法人『レシップ』
http://www.recip.jp
|
|
|
代表理事
青木敦子さん
|
|
|
理事
餘吾康雄さん
|
|
|
フリーペーパー『plug』
|
|
|
|
|
|
|
|