トップページピピッと大発見!大阪の元気!過去の放送分番組へのご意見・ご感想
出演者プロフィール大阪市コミュニティ協会リンク
ピピッと大発見!
ロゴ トップページへ

毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2008年1月5(土)放送
放送を聴く
藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)第20回

地域で育てる花と音楽と人情で
庶民の町の発展を支える
〜西成区と財団法人『西成区コミュニティ協会』〜

今回は、大阪24区の一つ一つの区にスポットを当て、その区の魅力を紹介するシリーズ“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”第20弾、西成区と財団法人『西成区コミュニティ協会』をご紹介します。西成区は、天下茶屋をはじめとする歴史のある町、下町情緒あふれる住宅街、大阪フィルハーモニー会館などの文化施設など、バラエティあふれる地域です。『西成区コミュニティ協会』の中川清憲(なかがわ きよのり)さんにお話を伺い、まちの魅力をたっぷり紹介していただきます。

★上のボタンを押して、放送を聴いてくださいね!


放送をお聴きになるには、Microsoft®Windows Media®Player が必要です。
お持ちでない方は右のバナーをクリックしてダウンロードしてください。※Internet Explorer 5.0以上推奨


●西成区民センター

『西成区コミュニティ協会』の事務局がある西成区民センターは、地下鉄四つ橋線・岸里駅、南海線と地下鉄堺筋線・天下茶屋駅の近くで交通の便が非常に良く、西隣には区役所、東隣には大阪フィルハーモニー会館があり、周辺には消防署、郵便局、税務署などの施設が集まっています。


●『西成区民まつり』

西成区は商工業の町や庶民の町として発展してきました。人情味豊かな下町の風情や人のつながりが多く残っている地域です。人とのつながりあふれる一大イベントは、8月の第1日曜日に区役所と区民センターの間の道路を歩行者天国にして、区役所前の広場や区民センターを会場に開催している『西成区民まつり』です。区内に16ある各連合がテントを出し、その地域の方々の休憩場所などとして利用し、区民の親交を深めています。また、区内の各種団体や官公署などが54ブースを出して、趣向を凝らしたPRを行っています。昨年は約2万1千人の来場がありました。


●岐阜県郡上市白鳥(ぎふけんぐじょうししろとり)との交流

西成区は、岐阜県郡上市白鳥と交流があり、『西成区民まつり』にも、参加していただいています。『白鳥観光協会』が中心になり、『しろとり踊り保存会』のみなさんによる“白鳥おどり”の披露や、西成区民にも指導していただき、一緒に踊って交流を深めています。また、白鳥で朝採れた野菜などを販売する物産展も開催し、大変好評です。


●西成区の伝統野菜

西成区には、なにわ伝統野菜の一つ・勝間南瓜(こつまなんきん)があります。昔から西成区内で作られていて、一時は廃れたのですが、地域の方々の普及活動により、現在また栽培されるようになっています。区内の小学校では、授業で栽培方法などを学習しているようです。勝間南瓜のムースや焼酎などの加工食品も作られています。


●『西成区コミュニティ協会』の事業

『西成区コミュニティ協会』では、“人情あふれる まち 西成区”をキャッチフレーズにさまざまな取り組みを行っています。2008年春からは、退職された団塊の世代の男性をターゲットにした『おじさんの健康体操教室』など、区民センターに気軽に来ていただける事業を考えています。また、1976(昭和51)年に結成され、2007年度で31年目を迎えた『西成少年少女合唱団』(2005/05/14放送)の運営、育成に力を入れています。現在、団員は35人で、福祉施設への出前コンサートを行う他、『西成区民まつり』や『西成区民文化祭』など区内の行事、『大阪市民音楽祭』や他市の少年少女合唱団との交歓音楽会などへも出演しています。その他、NPO法人『伝統文化みおつくし倶楽部』(2005/06/04放送)やNPO法人『西成後見の会』(2007/08/25放送)とも一緒に事業を行っています。NPO法人『伝統文化みおつくし倶楽部』では、三味線や舞の入門教室、国の重要無形文化財に指定されている“常磐津節(ときわづぶし)”の一日講座を、NPO法人『西成後見の会』では、後見制度の周知や普及に向けた講演会などを実施。2月には区役所と共催で、『関西芸術座』の協力のもと一般公募の出演者で行う『西成ミュージカル』も開催予定です。


●花と音楽のあふれる町へ

“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、『西成区コミュニティ協会』の半井信也(はんい しんや)さんに、『西成区花づくり広場』と大阪フィルハーモニー会館を案内していただきました。


●西成区の“種花事業”

西成区民センターの裏手には、『西成区花づくり広場』があり、“種花事業”が行われています。スタッフの方にお話を伺います。

鈴木さん「種から育てる地域の花づくり運動で、住民が中心となって種を蒔き、苗を育て、花を作っています。育った花は、区役所や学校、公園など公共施設の花壇に植えて、水やりや清掃を行っています。町の美化だけではなく、地域のふれあい、高齢者の健康づくり、生きがいづくりにつながるということで、高齢者や小学生にも種蒔きや植え付けに参加してもらっています。みんなで花を植えることで、ごみの不法投棄や迷惑駐輪の防止などにも役立てればと思っています。西成区の“種花事業”は、他区に先駆けて平成16年度から、モデル区として取り組んでいます」
野々原さん「現在、参加者は植え付けのボランティアも含め約350人です。年3回種蒔きをしています。11月に蒔いた種はクリサンセマム、ポピー、アリッサムなどで、1万5千株ができる予定になっています」


●『大阪フィルハーモニー交響楽団』の活動拠点

西成区民センターの東隣の建物は、大阪フィルハーモニー会館です。日本を代表する交響楽団『大阪フィルハーモニー交響楽団』の活動拠点です。大阪フィルハーモニー交響楽団の福山修(ふくやま おさむ)さんにお話を伺います。

福山さん「『大阪フィルハーモニー交響楽団』は2007年で創立60周年を迎えました。現在、楽団員は約80人在籍し、関西を中心に年間約120回の演奏会を開催しています。定期演奏会は年間20公演(1回に2公演)、福島区のザ・シンフォニーホールで開催、年末には自主公演で“第九”の演奏会も開催しています。2008年は、亡くなった初代音楽監督・朝比奈隆(あさひな たかし)の生誕100年にあたり、誕生日の7月9日にはザ・シンフォニーホールでコンサートを行います。どうしてもクラシック音楽は敷居が高いように思われますが、オーケストラのサウンドはダイナミックでとても奇麗ですから、リラックスして響きの中に体をゆだね、音楽に浸っていただければと思います。今後はメインの演奏会以外にも、例えば地域の生活空間の中で小さな編成のアンサンブル演奏をするなど、コミュニティの企画もどんどん行っていきたいと思っています」




<お問い合わせ>
西成区コミュニティ協会
TEL  06-6651-1131
http://osakacommunity.jp/nishinari/



『西成区コミュニティ協会』
中川清憲さん



西成区民センター




『西成区コミュニティ協会』
半井信也さん



『西成区花づくり広場』


地域の方々の手で育てられる苗


大阪フィルハーモニー会館


主に練習会場となるホール


大阪フィルハーモニー会館の
福山修さん(右)と




● 取材を終えて、感じたこと

昔ながらの人情や歴史があり、生活に必要な施設が駅近であるなど、西成区は魅力いっぱい!
また上方芸能発祥の地でもあることから、芸どころでもあるのですね。他の地域では少なくなった演芸場が、今でも四つ残っているそうです。笑い声が絶えない明るいまちを想像させます。
実はまだ一度も大衆演劇に触れたことのない私…。近いうちに観劇してみたいと思います!






ページトップへ

copyright(c)2005 OSAKA BROADCASTING CORPORATION