●親しみやすく住みやすい町
東住吉区には、陸上競技場や植物園などがある長居公園、区民に親しまれている駒川商店街など賑わいの場所がある一方、歴史ある神社仏閣や趣のある町並みもあります。各地域では、伝統を守り広げるなど歴史を大切にした取り組み、地域住民の協力による食事サービスや“ふれあい喫茶”などの助け合い、子育て支援活動が盛んに行われています。また、地域を挙げての運動会や盆踊りなども行われていて、大阪らしい親しみやすく住みやすい町だと思っています。
●たくさんのサークル活動
『東住吉区コミュニティ協会』が事務局を置く東住吉会館は、1階が東住吉区老人福祉センターとこども・子育てプラザ、2階がコミュニティ協会、3階が東住吉図書館の複合館です。ホールがなく、会議室4室と和室2室の施設です。会議室だけということで、区内の方の利用が多く、コミュニティ協会では同好会やサークルの育成に力を入れてきました。東住吉会館で開催している講習会からも、たくさんのサークルが生まれ、現在は約33の団体が活動しています。春、夏、秋の3回に分けて講習会を開催。秋の講習会『コミュニティサロン』では、フラダンス、絵手紙、太極拳、男の手料理、プリザーブドフラワー、ガーデニングと6種類の講座を行いました。
●二つのイベント
一番大きなイベントは、『東住吉区民フェスティバル』です。地域のみなさんがスタッフになり、長居公園内の球技場を会場に、フィールド内で行う種目、ステージで行う種目、球技場の外の広場にテントを張って行う模擬店を含めたPRコーナーなどで開催しています。また、『東住吉区金魚すくい選手権大会ハートフレンドカップ』(2006/8/12放送)も力を入れているイベントです。“東住吉区の金魚すくい大会”となるように、時間をかけて大きな大会にしていきたいと思っています。
●情報コーナー
東住吉会館の2階に掲示板を設置し、現在は23のサークルが情報を掲示している情報コーナーがあります。情報発信の手助けができたらと思い、約2年前から始めました。この掲示板を見ていただければ、自分のしたいことがきっと見つかります。今後はホームページにも取り入れていきたいと思っています。
●東住吉区の文化と伝統
“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、『東住吉コミュニティ協会』の江本長弘(えもと ながひろ)さんに、12月6〜8日に開催されていた『東住吉区民文化祭』と大阪錫器(すずき)株式会社をご案内いただきます。
●『東住吉区民文化祭』へお邪魔しました!
『東住吉区民文化祭』は、東住吉区役所の3階、4階、5階を会場に、絵画、写真、書道、俳句、衣装など約1500点の作品を展示しています。また、東住吉会館で活動しているサークルの協力でお茶席を設けている他、発表会も行われています。東住吉区の施設や神社仏閣の写真を見て、地図上の位置を当てる“わがまちクイズ”コーナーもあり、地域の方に楽しみながら、わがまちを知ってもらえるようになっています。
●大阪の伝統工芸品・錫器
大阪錫器株式会社は、大阪の伝統工芸品・錫器を製造販売している会社です。代表取締役社長の今井達昌(いまい たつまさ)さんにお話を伺います。
今井さん「大阪の伝統的な工芸品・錫器は、国から伝統的工芸品“大阪浪華(なにわ)錫器”として指定を受けています。製造工程はすべて手作業で、まず、材料の錫のかたまりを鉄の鍋で溶かして、鋳型へ流し込みます。それを昔ながらの轆轤(ろくろ)を使ってカンナで削っていき、形を整えて加工します。錫は他の金属に比べると低い温度で溶け、やわらかいという特徴があり、手で触るとあたたかみが感じられます。
<お問い合わせ> 東住吉区コミュニティ協会
TEL 06-6699-1100
http://www.osakacommunity.jp/higashisumiyoshi/
|
|
|