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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2007年12月1(土)放送
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藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)第18回

多彩な町、多彩な人をつなぐ
地域コミュニティのプラットホームとして
〜中央区と財団法人『中央区コミュニティ協会』〜

今回は、大阪24区の一つ一つの区にスポットを当て、その区の魅力を紹介するシリーズ“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”第18弾、中央区と財団法人『中央区コミュニティ協会』をご紹介します。中央区は1989年2月、東区と南区が合区して誕生した、大阪で一番新しい区です。『中央区コミュニティ協会』常務理事の松原和男(まつばら かずお)さんと職員の臼杵信一(うすき しんいち)さんにお話を伺い、まちの魅力をたっぷり紹介していただきます。

★上のボタンを押して、放送を聴いてくださいね!


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●“地域コミュニティのプラットホーム”として

『中央区コミュニティ協会』は、地下鉄長堀橋駅近くの大阪市立中央会館と地下鉄堺筋本町駅近くの中央区民センターを拠点に、コミュニティづくりの活動を行っています。協会設立以来のキャッチフレーズは“心と心のふれあうまちづくり”ですが、この度、新たに“地域コミュニティのプラットホームづくり”を加えました。NPOをはじめとした市民団体のコミュニティ活動に関する情報提供を行い、誰もが気軽に立ち寄れ、集まれるような交流の場をめざしています。中央区では最近、人口が増加していますが、新しい住民の中には「地域に馴染めない」という人も少なくありません。そういった問題を解決するためにも、“プラットホーム”としての役割は大事にしたいと考えています。


●中央区の歴史と現在

中央区は、古代の都・難波宮(なにわのみや)や大阪城、人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)文楽など、長い歴史と文化のある区です。現在では、関西経済の中核である大阪市、国際集客都市・大阪市の中心として、大きな役割を担い、発展を続けています。



●多彩な町が集まった区

北西部は、金融機関や総合商社など大手企業が集まるビジネス拠点となっていて、レトロな近代建築もたくさん残っています。北東部には大阪城があり、さまざまな文化施設や、大阪府庁など官庁も集まっています。南西部は“ミナミ”の愛称で呼ばれる賑わいの街で、国立文楽劇場や松竹座、NGKなど、大阪文化の発信エリアとなっています。南東部は、空堀地区の長屋や石畳など昔ながらの町並みが残っていて、人形と玩具、花火、菓子問屋が軒を連ねる松屋町筋商店街があります。区の東側の中部から南部にかけては住宅街もあり、中央区はいろいろな面を持っています。


●企業の方や区外の方も参加して!

『中央区コミュニティ協会』では、地元の方はもちろん、企業などへ働きに来ている方や区外の方も参加できるように夜の講習会を行っています。中央会館で、午後6時30分から8時まで行っているフラダンス教室は人気があります。12月20日(木)からは3日間に渡って、同じく午後6時30分から8時までビーズ教室も開催します。現在は昼間のみ行っている健康ヨガ教室も要望が多く、2008年度からは夜間開催の予定です。また、中央区民センターでは、ペン習字教室や着付け教室も行っています。


●『中央区民まつり』

毎年10月に難波宮跡公園で開催している『中央区民まつり』は、約4万人が訪れるビッグイベントで一日中楽しめます。広大な会場には、お弁当を食べられるエリアもあり、誰もが気軽に参加し安全に楽しめる催し物を開催しています。ステージでは、区内の小学生による鼓笛隊や中学生による吹奏楽の演奏、キャラクターショーなど。50〜60のブースでは、子どもの遊びコーナー、うどんやタコヤキなどの各種模擬店などがあります。中でも、中央区ならではの“船場汁(せんばじる)コーナー”、“黒門市場コーナー”、“松屋町コーナー”は盛況です。


●『中央区盆踊り大会』

毎年8月には、『中央区青年団体協議会』が主催し、『中央区コミュニティ協会』も協働する『中央区盆踊り大会』が3日間に渡って行われます。櫓(やぐら)は鉄骨で、三層に大阪城をかたどった大型のものを組みますので、初めて来られた方はびっくりされるようです。


●『中央区史跡めぐり』

ガイドマップを片手に、歴史や文化の宝庫・中央区を散策し、魅力ある“わがまち再発見”をしてもらおうと実施しています。2006年は、落語家によるガイドで国立文樂劇場と文楽に関する史跡をまわりました。2007年は11月11日に、“区内の文学史跡をたずねて”というテーマで行いました。


●和だこを作って、飛ばそう!

2007年12月16日(日)には、中央区民センターにて、『区民たこづくり教室』を開催し、『日本の凧の会』大阪支部の方の指導のもと、昔ながらの和だこを作ります。2008年2月3日(日)には、大阪城公園へその和だこを持ち寄って、『区民たこあげ大会』を開催する予定です。


●高津宮(こうづぐう)散歩

“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、“高津の宮”こと高津宮を案内していただきました。高津宮は、仁徳天皇を祀っている神社です。もともとは、現在の大坂城の付近にあったのですが、大坂城築城の際に移築されました。


●縁切り坂と相合坂(あいおいざか)

悪縁を絶つ坂“縁切り坂”は、明治初期までは三下り半(みくだりはん)の形状だったと伝えられ、舞妓さんが旦那さんとの縁を切ろうと、ここに通ったという由来が今も残っています。また、その南側には“相合坂”という縁結びの坂もあります。


●落語と高津宮

坂を上ったところには、『五代目桂文枝之碑』があります。落語ファンに高津宮を知らしめた故・桂文枝さんを偲んで、今でも文枝一門の落語家が集まり、『高津の富亭(とみてい)』という建物の中で“くろもん寄席”が行われています。高津宮を舞台にした落語『高津の富』も有名です。


●梅の橋と道頓堀の源流

大きい鳥居をくぐり本殿に向かう表参道に梅の橋という石の橋があります。かつてこの橋の下に流れていた“梅川”が、道頓堀の源流だとされています。小さな池の跡はありますが、水も干上がっていて、面影を僅かに残す程度です。また、現在は桜並木になっていますが、この辺りはもともと梅の名所であったとされ、今でも本殿の裏には奇麗な梅林があります。梅は中央区の花にも選ばれています。



<お問い合わせ>
中央区コミュニティ協会
TEL 06-6267-0201
http://www.osakacommunity.jp/chuo/




『中央区コミュニティ協会』常務理事
松原和男さん




『中央区コミュニティ協会』
臼杵信一さん



大阪市立中央会館


中央区民センター


高津宮の本殿


縁切り坂を上る藤原


相合坂


『五代目桂文枝之碑』


梅の橋




● 取材を終えて、感じたこと

大阪の中心、中央区!賑やかなスポットばかりが目立ちそうですが、お連れいただいた高津宮は、静かな住宅街にありました。
番組でご紹介しきれなかったのですが、江戸時代、展望の名所だったとされる茶店は、絵馬殿にしつつも少しお茶を飲めるスペースになっていたり、梅の名所を思わせる梅林があったりと、境内は見どころ満載で、ゆっくり散策したい気持ちになりました。また桜の季節に訪れたいな。




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