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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2007年10月20(土)放送
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藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)第13回

“すみよっさん”の歴史とともに
残して活かして、住吉の町を
〜住吉区と財団法人『住吉区コミュニティ協会』〜

今回は、大阪24区の一つ一つの区にスポットを当て、その区の魅力を紹介するシリーズ“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”第13弾、住吉区と財団法人『住吉区コミュニティ協会』をご紹介します。住吉区は、住吉神社の総本山・住吉大社(すみよっさん)がある歴史の古い町です。『住吉区コミュニティ協会』事務局長の大原一志(おおはら かずし)さんにお話を伺い、まちの魅力をたっぷり紹介していただきます。

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●住吉区民ホールから住吉区民センターへ!

住吉区民ホールは、南海高野線・沢ノ町駅から東へ徒歩約3分の場所にあります。現在近くに、住吉区役所、住吉区民センター、住吉図書館などを併設した新しい複合施設を建設中で、もうすぐ完成します。新しくできる住吉区民センターには、大・小二つのホール、和室、アトリエ兼工作室、スタジオ、調理実習室、集会室などがあります。現在の住吉区民ホール・住吉会館の貸館は年内で終了し、住吉区民センターは2008年1月から利用開始予定です。


●住吉区の特徴

住吉区には、有名な“すみよっさん”こと住吉大社、あびこ観音をはじめ、由緒ある神社仏閣や史跡が数多くあります。また、戦災にも遭っていませんので、古い町並みも残っています。


●『住吉かるた』と『住吉かるたII』

住吉区の名所旧跡、昔の風習・習慣などを詠んだ『住吉かるた』は、1985(昭和60)年に住吉区制60周年を記念して『住吉区コミュニティ協会』が発行したものです。また、1992(平成4)年には、『住吉区コミュニティ協会』の10周年記念で『住吉かるたII』も発行しました。『住吉かるた』の絵は、当時『住吉区コミュニティ協会』の理事長だった白井伊之助(しらい いのすけ)さんが描かれました。1918(大正7)年生まれの白井さんは、昔の住吉の様子をよくご存知で現在もご健在です。


●『住吉区民まつり』

10月27日(土)、沢之町グラウンドにて『住吉区民まつり』を開催。メインイベントとして、“通天閣の歌姫”叶麗子(かのう れいこ)さんのライブ、物まねの晋道幹司(しんどう かんじ)さんや、ジャグリングのガロウィ リッキーさんのパフォーマンスショーが行われます。他にも、区内の各種団体による模擬店など、さまざまな催しが行われます。


●マスコットキャラクター“すみちゃん”の誕生

今年、住吉区にマスコットキャラクター“すみちゃん”が誕生しました。このキャラクターは、『まちづくり懇話会』の公募で選ばれたもので、住吉区の花・カキツバタをモチーフにしています。『住吉区民まつり』のメインステージで初お披露目をする予定です。


●ゴスペルライブ

11月23日(金・祝)、大阪市立住吉人権文化センターで、青少年指導員のみなさんとコミュニティ協会が中心となって力を入れている、区内の中学生を対象とした“ゴスペルライブ”を開催します。今年で3回目を迎えるこの事業は、区内の施設を使い、ステージも客席からも一体となって楽しめるライブです。


●たくさんの講習会

講習会で一番人気があるのは、パソコン教室です。毎年、初級・中級・上級の教室を開催しますが、特に初級クラスの参加者が多く、追加の開催も行っています。また、ヨガも人気があり、いつも定員オーバーです。他にも、健康体操教室、書道、こけ玉、和紙のちぎり絵、ひな人形づくり、ダンベル体操、こども英会話など、たくさんの講習会を開催しています。


●磯歯津路(しはつみち)と住吉大社

“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、現在“住吉街道”として親しまれている旧街道・磯歯津路のうち、南海高野線・住吉東駅から住吉大社までの道のりを案内していただきました。


●『すみよし村ぎゃらりー』と“HOPEゾーン事業”

この建物は、現在、住吉福祉会館として使われている通称『すみよし村ぎゃらりー』です。大変古い家で、瓦葺屋根や格子窓、馬がつながれていた場所も残っています。住吉区では平成13年から、“住吉の歴史と人が育む四季に映えるまちなみ”をテーマに“HOPEゾーン事業”が行われています。その一環として、『すみよし村ぎゃらりー』を拠点に町の情報発信ができればと、オープンしている場所です。この建物に詳しい角家(かどや)さんにお話を伺います。

角家さん「ここは、100年以上も前からある古い建物です。大阪市ができる前は、住吉村の村長さんのお宅でした。裏には約600坪の空き地があり、蔵が二つあったのですが、そこを「広場にして使いたい」と言うと、その蔵をつぶして場所を提供してくれた、ということもありました。今日は囲碁を打つ人たちが集まっていますが、現在はさまざまな人たちの集会所として使われています。私はこの町で生まれ育ちましたので、昔から知っているこの古い建物の中にいると、心が落ち着きます」


●住吉大社と“住吉”の由来


歴史のある磯歯津路を西へ進み、住吉大社に到着しました。平安時代の36歌仙の1人である歌人・壬生忠岑(みぶのただみね)が『古今和歌集』の中で、「住吉と 海人は告ぐとも 長居すな 人忘れ草 おふと言ふなり」と詠んでいます。当時、京の都からの“住吉詣”が大変盛んでした。歌の意味は、「海辺の人が“住みやすい”と言っても、長居してはいけない。勿忘草(わすれなぐさ)が生えているので、都の人に忘れられてしまうから」ということだそうです。“住吉”という名前の由来として、知られています。





<お問い合わせ>
住吉区コミュニティ協会
TEL 06-6694-6100
http://www.osakacommunity.jp/sumiyoshi




『住吉区コミュニティ協会』事務局長
大原一志さん



現在、住吉区民ホールが入っている建物


『住吉かるた』の「う」


『住吉かるた』の原画を
見せていただきました


“すみちゃん”のバッジ


『すみよし村ぎゃらりー』


お話を伺った角家さん


住吉大社




● 取材を終えて、感じたこと

町を歩くと通りすがりの人が何人も、当たり前のようにあいさつや会釈をしてくれました。
住吉区は親から子へ、子から孫へと受け継がれている心があるので、急激な変化がないそうです。この世知辛い世の中に、住吉区に流れている緩やかな時間は、住み良さを物語っていますよね。
区民まつりもすべて区民の手で行われ、人々が協力的で安心感のある町だと思いました。まるで町を見守っているかのような伝統と格式ある住吉大社の存在も大きいですね。



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