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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2007年10月13(土)放送
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藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)第12回

沖縄の香りと川の風情が豊かな町で
レンタサイクルと大正区ガイド
〜大正区と財団法人『大正区コミュニティ協会』〜

今回は、大阪24区の一つ一つの区にスポットを当て、その区の魅力を紹介するシリーズ“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”第12弾、大正区と財団法人『大正区コミュニティ協会』をご紹介します。『大正区コミュニティ協会』事務局長の城島末明(しろしま すえあき)さんにお話を伺い、まちの魅力をたっぷり紹介していただきます。

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●大正区コミュニティセンター(大正会館)

大正区コミュニティセンター(大正会館)は、『大正区コミュニティ協会』の設立と同じ1985年にできました。タイル造りで雰囲気のある建物は非常に人気があります。センター前の噴水広場にはベンチもあり、夕方にはよく若い人が集まっていますし、春には桜が奇麗です。また、近くには大正区役所、千島(ちしま)体育館、『大正区民まつり』のメイン会場となる千島公園などもあります。


●『大正区民まつり』

『大正区民まつり』を10月21日(日)に開催。今年の“目玉”は、『大正工業若葉会』が創立50周年を記念して、大阪市立泉尾(いずお)工業高等学校に製作技術を教えてもらい、製作したソーラーカーの展示です。『大正工業若葉会』は、大正区内にある工業関係の会社を中心に若い人たちが集まっている会です。出来は素晴らしく、先日、鈴鹿サーキットでも走ったと聞いています。また、泉尾工業高等学校製作のソーラーカーも『大正区民まつり』で展示されます。そして、まつりの最後にある恒例のパレードにも参加します。


●パレード

『大正区民まつり』のクライマックスは、パレードです。当日の午後、区内それぞれの地域から山車(だし)が出ます。山車は昔ながらのだんじりなどではなく、毎年それぞれの地域で思い思いに作ったフロートで、神輿のようなものやハロウィンを表現したものなど、さまざまなものがあります。会場である千島公園までパレードし、グラウンドを1周します。


●大正区の魅力

JR大正駅近辺や大正区役所南側の平尾地域には、沖縄料理の店が多く、最近ではライブハウスもできて、若者もたくさん集まってくるようになりました。また、大阪市にある渡船場8ヶ所のうち7ヶ所が大正区にあります。大正区は、北に尻無川、東から南には木津川が流れ、川に挟まれていますので、渡船は移動の重要な手段になっています。かつて、渡船は、橋がないところに橋代わりに利用されていたものでした。現在、橋ができても残っているところもありますが、すべて無料です。


●レンタサイクルと『大正ガイドマップ』

大正区には、JR環状線と地下鉄長堀鶴見緑地線の大正駅以外に鉄道による交通手段がありません。そこで『大正区コミュニティ協会』では、観光用にレンタサイクルを始めました。大正区コミュニティセンターまで来てもらえれば、1日300円(別途に保証金700円が必要ですが、自転車返却時にお返しします)で午前9時30分から午後5時まで利用できます。また、大正区役所と『大正区コミュニティ協会』が協力して、『大正ガイドマップ』も作成しました。区内の観光スポットなどの情報の他、大正区めぐりの4コースを掲載してあり、配布しています。


●『大正区ファミリージョギング大会』

毎年2月には、『大正区ファミリージョギング大会』を開催し、今年度で3回目になります。当日は交通規制を行い、普段は車しか走れない車道を走り、千歳橋を渡れるのが魅力です。昨年度、タイムを競う“健脚の部”には約20人が参加しました。速い人は、3kmを12〜13分で走ります。“ファミリーの部”では、2歳〜60歳の606人が参加しました。


●『大正区第九合唱団』と『大正区民合唱団 大正フロイデ』

2006年、『大正区第九合唱団』が結成されました。今年2月に行われた初めての演奏会では、240人の団員が大合唱を行い、約千人の聴衆に感動と興奮をもたらしました。また、『大正区第九合唱団』の団員の中から、『第九』以外の時でも合唱がしたいという人たちが集まって、今年から『大正区民合唱団 大正フロイデ』の活動も始まりました。“フロイデ”はドイツ語で“歓喜”という意味です。10月からは、また『第九』だけを歌いたい人たちが再び加わって、来年2月の発表会にむけて『大正区第九合唱団』として活動を始めます。

●大正区を象徴する二つのスポット

“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、レンタサイクルをお借りして、大正区内の二つのスポットを自転車で案内していただきました。


●昭和山

昭和山は、1969(昭和44)年に発表された“千島計画”に基づいて造られた人工の山です。“千島計画”は、区のほぼ中央に、港の見える丘を作る計画でした。地下鉄工事の残土などを使い、約170万立方メートルの土砂(ダンプカーで57万台分)で造られています。頂上は標高33メートル。ほぼ360度が見渡せて、金剛、葛城、和泉の山並みや、港大橋、なみはや大橋、千歳橋、新木津川大橋、千本松大橋など大きな橋が確認できます。


●千歳渡船場

大正区内で航路が一番長い渡船場です。かつてここには旧千歳橋が架かっていましたが、1957(昭和32)年、大正内港工事のために撤去されました。その代わりにできたのが、この渡船場です。使われているのは全長10メートルぐらいの船で、徒歩と自転車の方のみ乗ることができます。川幅は370メートルあり、1〜2分で対岸まで到着します。渡船の中からは、平成15年に完成した真上に架かる新しい千歳橋や、水辺の風景が楽しめます。





<お問い合わせ>
大正区コミュニティ協会
TEL 06-6553-5511
http://www.osakacommunity.jp/taisho




『大正区コミュニティ協会』事務局長
城島末明さん



大正区コミュニティセンター
(大正会館)


自由に持ち帰ることができる
『大正ガイドマップ』


レンタサイクルの自転車


昭和山の登り口


千歳渡船場に入ってくる船


自転車を押して船を降りる利用者


船内の様子



● 取材を終えて、感じたこと

渡船場や橋が多い土地柄、水辺の風情が楽しめました。人々の生活の一部として“渡し”が利用されているのは面白いですよね。船の出発を待つ時間、緩やかな空気が流れていて、心にゆとりを感じられました。
公園などには、大正区の町名や史跡のいわれが分かるパネルが設置されています。ぜひガイドマップを手に入れ、季節の風景を感じながらいろいろなコースを回ってみてくださいね。



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