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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2007年9月8(土)放送
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藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)第7回

表情豊かな町の暮らしとふれあいで
新旧文化の発展と継承を!
〜此花区と財団法人『此花区コミュニティ協会』〜

今回は、大阪24区の一つ一つの区にスポットを当て、その区の魅力を紹介するシリーズ“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”第7弾、此花区と財団法人『此花区コミュニティ協会』をご紹介します。『此花区コミュニティ協会』の山本里美(やまもと さとみ)さんにお話を伺い、まちの魅力をたっぷり紹介していただきます。

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●新旧の表情豊かな町

東西に長い此花区は、昔ながらの町や商店街も多く残っている町の表情が豊かな地域です。3代にわたって住んでいる人など、長く住み続けている人がたくさんいて、気軽にあいさつが交わされるあたたかい町です。昔ながらの古い町並みには、お地蔵さんやお風呂屋さんなどもあり、人々の暮らしや営み、ふれあいが魅力的な町です。また、商店街では野菜や魚など新鮮で品数も多く、何と言っても安いです。一方で、工場の跡地にマンションの建設も進んでいますし、2001年にオープンした国際的テーマパーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』もあります。2008年度には、西九条駅の近くに、中高一貫校の『咲くやこの花校』が開校予定ですし、他にも、現在西九条駅でストップしている阪神電車の西大阪線が難波まで延びる予定もあり、ますますの発展が期待されています。


●伝統文化の発展と継承

此花区では今、いろいろな伝統文化が育っています。区民ホールでも、伝統文化のグループがたくさん利用されていますし、発表会などがあると、大勢の方が来られます。2006年には、個別に活動している団体を一つに集めて、NPO法人『伝統文化このは会』を立ち上げました。“温故知新”をモットーに、伝統文化に関わる分野や人の交流を図る他、鑑賞会などを通じて伝統文化に触れる機会を提供しています。詩吟、三味線、民謡、日舞、上方舞(かみがたまい)、琴、尺八、華道、陶芸など幅広い伝統文化を対象としています。昨年11月には、区民ホールを会場に設立記念公演を行いました。今年5月には、区民ホールのロビーでお茶やお菓子を楽しんでいただいた後、ホールで尺八や踊りの公演を行う『ティータイムコンサート』も開催しました。また、11月18日に開催される区民文化祭にも出演予定です。


●此花区の歌声をサポート

『此花少年少女合唱団』(2005/12/10放送)と、それを卒団したOGによるアンサンブルグループ『フィオリ・ムジカーリ』(2007/4/14放送)を育てる事業を行っています。『此花少年少女合唱団』は1981年に結成された合唱団です。年1回の定期演奏会、区内の各種行事への出演、病院や幼稚園、老人ホームへの慰問コンサートなど、地域とのふれあいを大切に活動しています。『フィオリ・ムジカーリ』は、2003年に結成されました。20代のメンバーが中心で、毎週土曜日の午後に練習しております。『此花少年少女合唱団』のサポートスタッフとしても活躍しています。


●此花区の名所案内

“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、明治時代の貴重な建築である旧鴻池本店・本宅と、大阪市の市章・澪(みお)つくし発祥の地と言われる澪標住吉(みおつくしすみよし)神社を案内していただきました。


●旧鴻池本店・本宅

此花区の名所・旧跡17ヶ所には、『此花おもしろトレイルルート』という案内板が立っています。そのルートにも入っている旧鴻池本店・本宅は、普段は非公開ですが、番組の収録にあたって特別に見学させていただきました。株式会社鴻池組・建築本部長の武藤克利(むとう かつとし)さんにお話をお聞きします。

武藤さん「ここ伝法が、当社の発祥の地になります。1910(明治43)年に、創業者・鴻池忠治郎(こうのいけ ちゅうじろう)が自分の居宅を兼ねた鴻池組本店として建てられたのがこの建物です。居宅は町家形式で、袖卵建(そでうだつ)など、一部江戸時代の建築様式を取り入れています。本店の特徴は、アールヌーボー調を取り入れた洋風の建物になっています。本店入口、左手のクジャクとバラをモチーフにしたステンドグラスは、ステンドグラスの制作者として有名な木内真太郎(きうち しんたろう)によるもので、歴史的にも価値があります。高い天井には、照明器具を吊り下げる架台として、彫刻家・相原雲楽(あいはら うんらく)による“愛のキューピット”という作品もあります。また当時、この建物のすぐ前には伝法川が流れていて、座敷から釣り糸を垂らして魚釣りを楽しんでいたそうです」

※旧鴻池本店・本宅の内部は、一般公開されていません。


●澪標住吉神社

旧鴻池本店・本宅から、道路を挟んで斜め向かいにある澪標住吉神社へ来ました。大阪市の市章・澪つくしの発祥の地と言われている場所です。804(延暦23)年、遣唐使の航路安全を祈願して祠を建て、一行の帰路を迎えるために澪標を立てたことが始まりだそうです。後世になって、土地の守護神や海上交通安全の神として、社殿・境内も整えられました。澪標は昔、水路の印として、淀川のいたるところに立てられていたものです。澪標住吉神社の境内は、春になると桜が咲き誇って、とても美しいです。





<お問い合わせ>
此花区コミュニティ協会
TEL 06-6463-1100
http://www.osakacommunity.jp/konohana



『此花区コミュニティ協会』
山本里美さん



此花区民ホール


旧鴻池本店の建物


本宅は長屋形式の和風建築


旧鴻池本店の2階(非公開)


旧鴻池本店入口のステンドグラス


株式会社鴻池組・建築本部長
武藤克利さんと


澪標住吉神社


澪標の碑



● 取材を終えて、感じたこと

此花区の花は、サクラとチューリップ。
春のあたたかい陽射しを浴びて、人々の目を楽しませてくれるサクラや、ぐんぐん茎が伸びる元気なチューリップは、子育て環境にも力を入れている此花区にふさわしいと思います。
阪神電車の西大阪線も便利になりますし、今後ますますの発展を遂げる地域になりそうで、此花区のこれからに目が離せません!


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