●港区の特徴を活かして
港区には古い町並みやエキゾチックな港など、港町らしい建物や雰囲気がある他、有名な海遊館や大観覧車、“日本一低い山”として知られる天保山などもあります。また、海の玄関口らしく、いろいろな国の方が来られたり住まれたりしていますので、その方たちとも一緒にイベントなどを行っていきたいと考えています。
●港区民センターと港近隣センター
港区は、東から西へかけて弁天町付近、朝潮橋付近、大阪港付近と三つに分けられます。『港区コミュニティ協会』では、弁天町にある港区民センターと朝潮橋にある港近隣センターの二つの場所を拠点に活動しています。港近隣センターは、財団法人『港区コミュニティ協会』ができる前の1975年に、全国に先駆けたコミュニティ施設として建設されました。
●昔の映像を観る会
映画会の他、昔の8mmフィルム(ホームムービーなど)、例えば、昭和30年代の八幡屋商店街や、波除(なみよけ)小学校の運動会で徒競走やパン食い競争をしている映像など、昔懐かしい映像がたくさん映っているものを持ち寄って上映するイベントを行っています。そういったフィルムはコミュニティ協会だけでは探しきれないので、地元の方に口コミで探してきてもらっています。大変地元色の強いイベントで、面白いです。フィルムが少ししか集まっていないので定例化はしていませんが、たくさん集まれば定例化して、月1回くらいのペースで行いたいと考えています。
●テーマは“国際交流”
『港区コミュニティ協会』の活動には“国際交流”という大きなテーマがあります。いろいろな国の言葉を勉強したり、特色のある食べ物を作って食べることで雰囲気や文化を知ったり、踊りや楽器を区民センターで練習して発表するなどのイベントを開催します。港区ならではの国際的な雰囲気を味わいながら、逆に日本的なものの大切さも感じていただけると思います。また、参加者それぞれの活動にもつなげていただければありがたいです。
●コミュニティ推進委員
『港区コミュニティ協会』には、コミュニティ推進委員の制度があります。区内11連合から一人ずつ推進委員を出してもらい、それぞれの意見を持ち寄って、『港区民まつり』や『港区民文化のつどい』などのイベントを計画、開催しています。
●港区の港町散歩
“藤原宏美の大阪知りつくし24(トゥエンティフォー)”では、各区の魅力的なスポットを実際に案内していただきます。今回は、たくさんのNPO団体が活動拠点を置く『pia NPO』と、海の景観を堪能できるスポット・中央突堤を案内していただきました。
●『pia NPO』
アジアで初めての、大規模な国際交流・国際協力を進めるNPO団体の拠点施設です。建物は大阪市港湾局の旧庁舎で、大阪港駅にも近く、大変便利な場所にあります。また、イベントを行うこともあります。インフォメーションセンターの徳山理沙(とくやま りさ)さんにお話を伺います。
徳山さん「2002年9月のオープン当初は十数団体でしたが、現在では最大で29団体が入っています。アート系の団体、国際交流や環境問題を扱う団体、24時間の電話相談を受け付けている団体など、さまざまな分野の団体が、この建物を活動拠点としています。2階のインフォメーションセンターでは、主に国際交流についての情報を提供しています。休館日(日曜日)を除く朝9時半から夜8時半まで、どなたでも自由に入っていただけます。図書館のように使ってもらいたいと思い、机や椅子、自習ができる場所もあります。また、地元の小・中学生が来ておしゃべりができるように、折り紙や楽器も置いています」
●中央突堤
中央突堤は奇麗に整備されていて、お昼ご飯を食べている方やお散歩をしている方もいます。波の音が聞こえて、船も見え、とってもさわやかな気分になれる素敵なところです。特にここから見る夕陽は美しくて、月日によって、日没の場所や時間がどんどん変わっていく様子がわかります。
<お問い合わせ>
港区コミュニティ協会
TEL 06-6572-0020
http://www.osakacommunity.jp/minato
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