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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2007年8月4(土)放送
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古代都市に思いを馳せて
難波宮(なにわのみや)を知り、学び、遊ぶ
〜『難波宮フェスタ!2007』〜

今回は、7月28日に難波宮史跡公園で開催された『難波宮フェスタ!2007』の様子をご紹介します。今年1月13日の放送でご紹介した『OSAKAゆめネット』が主催し、『夢乱舞(むらんぶ)』、NPO法人『もみじ』、NPO法人『雅夢(がむ)』、『音夢(ねむ)ネットワーク』、NPO法人『田舎ごっこ倶楽部』など、この番組でご紹介してきた団体や、NPO法人『大阪市コミュニティ協会』も共催したイベントです。『OSAKAゆめネット』所長の浜田容子(はまだ ようこ)さんと、副理事長で流通科学大学教授の長山雅一(ながやま まさかず)さんにお話を伺います。

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●難波宮でイベントを!
(『OSAKAゆめネット』所長の浜田容子さんのお話)

私たちのグループ『ドキドキ考古学』で15年前から行っている難波宮界隈のガイドボランティアを通して、「難波宮で何かイベントをしたい!」と、ずっと考えていました。“難波宮”を、大阪市民の何割位の人が(「なんばのみや」ではなく)「なにわのみや」と読めるかという疑問もありましたし、平城京よりも古い古代都市がここにあったということを、まずは知っていただきたい、という思いで開催しました。
また、「ピピッとおおさか 大発見!!」出演後、『大阪 ひと・まち魅力発見事業推進会議』によるラウンドテーブルに参加したところ、たくさんの団体の人たちと知り合うことができて、力強い協力を得ることができました。


●難波宮とは
(『OSAKAゆめネット』副理事長の長山雅一さんのお話)


645年の“大化の改新”で蘇我(そが)氏が滅びた後、遷都された場所がこの難波で、長岡京に遷都される784年までの約140年間、宮殿がありました。最初は、この場所に長柄豊崎宮(なにわながらのとよさきのみや)が建築され、火事で焼けて建て直されています。難波宮は平城京や平安京の有名な遺跡より古い遺跡で、しかも広い、という特徴があります。
私のブースでは、『難波宮歴史散歩』を実施しました。難波宮を解説して、公園周辺のスポットをご案内することで、難波宮の広さや意義を知ってもらおうというものです。また、今日7月28日は、難波宮の遺跡の発見者・山根徳太郎(やまね とくたろう)博士の命日です。山根博士は難波宮を研究されて、遺跡の保存に尽力された方ですから、“なにわの日”は(偶然ですが)単なるゴロ合わせではないのです。



●来場者へインタビュー

藤原:今日のイベントは、いかがですか?

女性:普段は触れないものに触れたり、なかなか経験できないことが経験できて、とても面白くて楽しいです。

藤原:こんにちは。どういうもので遊びましたか?

子ども1:古代の壺のパズルをしたり
、ビー玉でロープワークを作ったりしました。

藤原:作ったロープワークは、どうするの?

子ども1:家に帰って、ブレスレットにします。

藤原:かわいいねぇ。(別の子どもに)お嬢ちゃんはコースターを作っていたけど、どうしますか?

子ども2:お母さんの誕生日プレゼントにします。

藤原:優しいね。この後もイベントは続くので、楽しんでいってくださいね。


●会場の様子

大極殿(だいごくでん)前に設けられたステージでは、NPO法人『雅夢』の子どもたちによる和太鼓演奏を皮切りに、『夢乱舞』によるよさこい踊りなどが行われ、盛り上がりました。ステージ以外でも、バラエティに富んだ音楽の演奏などの他、NPO法人『もみじ』による『みんなでゲルを建てよう』も行われ、盛況のうちに終了しました。


『OSAKAゆめネット』所長
浜田容子さんと


『OSAKAゆめネット』副理事長
流通科学大学教授
長山雅一さん



NPO法人『雅夢』の和太鼓演奏


“土器還元パズル”に挑戦!


馬頭琴、オリジナルハープなどによる演奏には
 子どもたちも打楽器で参加




● 取材を終えて、感じたこと

なにわの日(7月28日)に『難波宮跡』で何かしたいという浜田さんたちの熱い思いが『難波宮フェスタ!2007』の形で実現しました!
実際に当日、難波宮史跡公園へ行ってみると、「この広い敷地に平城京よりも古い古代都市があったのか?」とワクワク感が募ってきました。
夏休みまっただ中。子どもたちの参加も当然多く、演奏では子ども向けの選曲がされていたり、スタンプラリーをしながら探検気分で歴史を学ぶなど、誰でも楽しめるような工夫がたくさんありました。
また来年、“なにわの日”に同じ場所で集まれることを楽しみにしています!


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