●難波宮でイベントを!
(『OSAKAゆめネット』所長の浜田容子さんのお話)
私たちのグループ『ドキドキ考古学』で15年前から行っている難波宮界隈のガイドボランティアを通して、「難波宮で何かイベントをしたい!」と、ずっと考えていました。“難波宮”を、大阪市民の何割位の人が(「なんばのみや」ではなく)「なにわのみや」と読めるかという疑問もありましたし、平城京よりも古い古代都市がここにあったということを、まずは知っていただきたい、という思いで開催しました。
また、「ピピッとおおさか 大発見!!」出演後、『大阪 ひと・まち魅力発見事業推進会議』によるラウンドテーブルに参加したところ、たくさんの団体の人たちと知り合うことができて、力強い協力を得ることができました。
●難波宮とは
(『OSAKAゆめネット』副理事長の長山雅一さんのお話)
645年の“大化の改新”で蘇我(そが)氏が滅びた後、遷都された場所がこの難波で、長岡京に遷都される784年までの約140年間、宮殿がありました。最初は、この場所に長柄豊崎宮(なにわながらのとよさきのみや)が建築され、火事で焼けて建て直されています。難波宮は平城京や平安京の有名な遺跡より古い遺跡で、しかも広い、という特徴があります。
私のブースでは、『難波宮歴史散歩』を実施しました。難波宮を解説して、公園周辺のスポットをご案内することで、難波宮の広さや意義を知ってもらおうというものです。また、今日7月28日は、難波宮の遺跡の発見者・山根徳太郎(やまね とくたろう)博士の命日です。山根博士は難波宮を研究されて、遺跡の保存に尽力された方ですから、“なにわの日”は(偶然ですが)単なるゴロ合わせではないのです。
●来場者へインタビュー
藤原:今日のイベントは、いかがですか?
女性:普段は触れないものに触れたり、なかなか経験できないことが経験できて、とても面白くて楽しいです。
藤原:こんにちは。どういうもので遊びましたか?
子ども1:古代の壺のパズルをしたり、ビー玉でロープワークを作ったりしました。
藤原:作ったロープワークは、どうするの?
子ども1:家に帰って、ブレスレットにします。
藤原:かわいいねぇ。(別の子どもに)お嬢ちゃんはコースターを作っていたけど、どうしますか?
子ども2:お母さんの誕生日プレゼントにします。
藤原:優しいね。この後もイベントは続くので、楽しんでいってくださいね。
●会場の様子
大極殿(だいごくでん)前に設けられたステージでは、NPO法人『雅夢』の子どもたちによる和太鼓演奏を皮切りに、『夢乱舞』によるよさこい踊りなどが行われ、盛り上がりました。ステージ以外でも、バラエティに富んだ音楽の演奏などの他、NPO法人『もみじ』による『みんなでゲルを建てよう』も行われ、盛況のうちに終了しました。
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