●三つの事業
活動の概要としては、大きく分けて、住宅建築のコンサルティング、所在地(天王寺区と中央区)である上町台地の地域情報紙『うえまち』の発行、それぞれに関するイベント開催の三つの事業があります。
●住宅建築のコンサルティング
“すまいづくり”のための事業です。実際に住まれている住宅で不便に感じておられることや、リフォームの悪質商法に関すること、耐震や防犯に対することなど、住宅についての相談をお受けしています。いろいろなコーディネート事業については、経費だけで行っています。また、都心で増えている“コーポラティブマンション”(参加者がお金を出し合って土地を買い、共同で建設するマンション。自由な間取りが可能になり、広告費が削られることから経費も抑えられる)の建設にも、参加させてもらっています。
●上町台地の地域情報紙『うえまち』の発行
“まちづくり”のための事業です。『うえまち』は毎月20日に発行している月刊のミニコミ紙(タブロイド判・8ページ・オールカラー)で、発行3年目を迎えます。地域世帯へ無料配布されている他、一心寺、四天王寺、生国魂神社など地元の神社仏閣や、近鉄上本町駅や大阪市立天王寺図書館にも置いてもらっています。地域の情報や歴史紹介などが主な内容です。
●イベント
市民を対象にした住宅に関する無料のセミナーや、大阪歴史博物館の学芸員の方の案内で歴史的な場所をウォーキングする『上町台地歴史講座』などを行っています。
●活動のきっかけ
もともとは、建築士や施工者である工務店の人など住宅関係の仕事をしている人たちが集まって、実際の仕事のことや、もっといい家を作りたいが金銭的な問題があることについて、話し合う勉強会を始めたのがきっかけでした。2004年4月にNPO法人になり、一般市民の方を対象にいろいろな切り口から住宅というものを見直しましょうという、住宅セミナーを始めました。地域情報紙『うえまち』は、セミナーを開催するうえで不安要素だった広報について、顧問になっていただいた吉本興業の元常務・木村政雄(きむら まさお)さんや、会場をご提供いただいた一心寺長老・高口恭行(たかぐち やすゆき)さんに相談した時に、広報の延長線上に生まれました。“すまいづくり”だけではなく、“まちづくり”という側面も考えていましたので、いろいろな方に応援していただきました。
●人と人との交流
子どものいる家庭では子どもを通じた人付き合いができると思いますが、大人だけの世帯となると、なかなか交流は難しいと思われます。でも、きっかけがあり、“まち”を知り、“まち”に出て行くと、自然に交流が進んでいくと考えています。
<お問い合わせ> NPO法人『まち・すまいづくり』
TEL 06-6779-7222
www.machi-sumai.com
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