トップページピピッと大発見!大阪の元気!過去の放送分番組へのご意見・ご感想
出演者プロフィール大阪市コミュニティ協会リンク
ピピッと大発見!
ロゴ トップページへ

毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知ってほしい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2007年5月19(土)放送
放送を聴く

みんなで笑って元気になろう!
“お笑い”を通じた地域活動
〜NPO法人『お笑い研究会』〜

今回はNPO法人『お笑い研究会』をご紹介します。お笑い芸人の集まる団体ではありません。以前に信用金庫で働いていたみなさんが中心となって活動している団体です。理事長の合田守雄(ごうだ もりお)さん、会長で“ユーモアコンサルタント”の矢野宗宏(やの むねひろ)さん、プロデューサーで“元気コメンテーター”の中川政雄(なかがわ まさお)さんにお話を伺います。

★上のボタンを押して、放送を聴いてくださいね!


放送をお聴きになるには、Microsoft®Windows Media®Player が必要です。
お持ちでない方は右のバナーをクリックしてダウンロードしてください。※Internet Explorer 5.0以上推奨


●“お笑いを通じた地域活動”(理事長・合田守雄さんのお話)

NPO法人『お笑い研究会』の主な活動は、老人介護施設や障害者施設などでの“お笑い”公演が中心です。老人介護施設に行くことが多く、話芸では理解してもらいにくいこともあるので、見た目で笑ってもらえる歌謡ショーなどを主に行い、心地良い笑いを心掛けています。1回につき20〜25分の舞台の中で、6〜7回の早替わりもあり、くいだおれ人形から美川憲一など、いろいろな格好をして演じます。演者は結構体力を使いますね。

また2006年には、野球を通じて地域活動をしているオリックス・バファローズと、お笑いを通じて地域活動をしている『お笑い研究会』が協力して、コラボレーション事業をしました。オリックス・バファローズから資金面で協力をいただき、京セラドーム大阪や堺市などの商店街、イベント会場などをキャラバンカーで回って、“お笑い”で“元気”を提供しました。地域の方も“お笑い”の“元気”をもらって大変喜んでくれました。



●“笑い”の魅力 (会長・矢野宗宏さんのお話)

みんなが笑ってくれるほど、自分自身が楽しくなってどんどん元気になっていきます。人に“笑い”を与えるだけでなく、そこから“笑い”のパワーが何倍にもなって返ってきて、本当に元気になるのが魅力です。高校へ訪問した時に、心に残っている出来事があります。最初は冷たい反応を示していた生徒さんたちが、落語が一席終わった後は表情が変わり、「よかったわぁ!」、「今日は得したわぁ!」と言ってくれたのです。その時、「ぐっ」ときて「本当にやっててよかったな」と涙が出そうになりました。



●活動のきっかけ(プロデューサー・中川政雄さんのお話)

旧八光信用金庫山本支店の支店長として異動になった時、矢野宗宏さんも一緒に異動してきました。最初の宴会で矢野さんの小話を聞いて「こいつは玄人や!」と思い、こんな人材がいるならと私がプロデューサーを名乗って、信用金庫内のサークルとして『お笑い研究会』を発足させ、10年間程活動しました。定年退職後の2002年4月にNPO法人化しました。現在は約120人が登録しています。弁護士、医師、主婦などいろいろな人がいますが、芸をもって舞台に出られる人は20人程度で、その他の人は一緒に楽しんでいます。

●大事なのは心の鎧を脱ぎ捨てること
“笑い”とは自分を化けさせること。“自分の心の鎧を脱ぎ捨てると素の姿が見えてくる”。これは“笑い”に限ったことではないのですが、人として必要なことです。自分自身をさらけ出して、人に笑ってもらって、そこから自分らしさが見えてくる、という意味で“笑い”は大きな武器です。




<お問い合わせ>
NPO法人『お笑い研究会』
TEL 06-4396-5599


理事長
合田守雄さん



会長
矢野宗宏さん



プロデューサー
中川政雄さん


奈良県広陵町で開催した“郵便局寄席”

福祉施設での寄席

高津宮で開催した第1回『常設寄席』


● 取材を終えて、感じたこと

お堅いイメージの仕事をされている人たちが、お笑いをされること自体が面白いですよね。「なぜ?どうして?」と誰もが思うに違いありません。
プロデューサーの中川さんは、大阪の言葉を「温かくまろやかでテンポがよい」とおっしゃっていましたが、披露される芸にも、その人柄のよさや心地よいテンポ、またお客さんに楽しんでもらおうという大阪人らしいサービス精神が含まれているように思います。



ページトップへ

copyright(c)2005 OSAKA BROADCASTING CORPORATION