●インタビュー前半
藤原:『大阪メチャハピー祭』は、最近、始まったばかりという印象がありますが、大変盛り上がっていますし、一度名前を聞いたら忘れないので、今ではすっかり大阪の風物詩にもなっていますが、いつから始まったのでしょうか?
黒川さん(以下、黒川・敬称略):2000年11月3日に第1回目を開催しました。最初は43チーム、1600名の参加で、大阪ビジネスパークを中心に、なんば、京橋、クリスタ長堀といったところで開催しました。
藤原:どういう経緯で、始まったイベントですか?
黒川:私ども実行委員会の母体であるNPO法人『OHP』の理事長に欠野アズ紗という女性がいます。彼女が北海道の『よさこいソーラン祭り』に参加する機会があり、その時に、ある中学校の踊りを見たというのが、きっかけです。“南中(なんちゅう)ソーラン”という踊りだったんですが、それにとても感動し、この踊りをぜひ大阪の子どもたちにも伝えたいと思い、大阪に持ち帰ってきたのが最初です。
藤原:それはいつ頃のことでしょう?
黒川:1999年の話だと伺っています。
藤原:NPO法人にされたのも、その頃ですか?
黒川:その年の11月に立ち上げました。
藤原:『よさこいソーラン祭り』は、大阪でスッと受け入れられたのでしょうか?
黒川:最初は“よさこい”って言っても、“ソーラン祭り”って言っても誰も知らないという状況で、それでもさまざまな方々が協力してくださって、いろんなところに声を掛け、みなさまのご協力でなんとか立ち上がりにこじつけたというのが、実情です。
藤原:今年はいつ開催されるんですか?
黒川:今年は5月2日と3日に、『大阪メチャハピー祭in大阪城』と題して、大阪城で、8月6日に『大阪メチャハピー祭in関空』と題して、関西空港で開催。そして、本祭(ほんさい)として、10月9日に大阪城ホールをメイン会場に開催いたします。
●スタジオ
藤原:お話を伺いましたNPO法人は、『OHP』という名前が正式名称で、“大阪をメチャハピーにするプロジェクト”の略、つまり、大阪を非行ナンバー1から笑顔ナンバー1にしたいというプロジェクトの意味なんですね。
松本:それで『OHP』ですか。
藤原:まさに名前の通りの活動をされているのですが、実際に踊るとものすごく気持ちいいみたいですよ。
松本:踊っている時、それから踊った後の爽快感っていうのは、若い人も、年をとった人も関係ないですもんね。
藤原:汗かいて大きな声を出したら、本当に気持ちよくって、踊っている人はもちろんのこと、見ている人もいきいきして、つい応援して、手拍子が出てくるそうです。
松本:エネルギーをもらう、そんな感じもします。
藤原:そういう意味では年齢を超えて、幅広い人に愛されますよね。8月6日には『大阪メチャハピー祭in関空』、そして10月9日には、本祭があるということで、後半はそんな話も聞いています。
●インタビュー後半
藤原:8月6日に開催される『大阪メチャハピー祭in関空』について、もう少しお教えください。
黒川:開催時間は午前11時〜午後6時まで。参加チームは一般公募し、約30チームを受け付けています(※受付は終了しました)。会場は、JRと南海の改札を出た南イベント広場というところで、観覧は無料です。
藤原:本祭についてお教えください。
黒川:本祭は、10月9日体育の日に開催いたします。大阪城ホールをメイン会場に、京橋、古川橋、OBP等で、朝10時頃から夜8時頃までずーっと開催しています。
藤原:外でするものと大阪城ホールの中でするものと、2パターン見ることができるんですね。子どもたちの健全育成を目標に続けていらっしゃいますが、今後の夢をお聞かせください。
黒川:昨年から御堂筋パレードなどにも参加させて頂いていますが、やはり子どもたちが、大きな道路などで踊ることに、ものすごく感動しますね。そういった子どもたちの感動を、どうにかして、もっともっと広げていきたいということで、参加チームを増やすことはもちろん、例えばもっと大きな道路などでも踊れるような祭りにできればというふうにも思っています。
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