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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知って欲しい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2006年3月4日(土)放送

今回は、『コリアボランティア協会』の活動をご紹介します。10年以上前から、民族、国境、そしてハンディを越えて、ボランティア活動をしている団体です。今、人気のハングル教室なども開催されています。協会副代表の久保麗子(くぼ れいこ)さんと、事務局長の金隆明(キム ユンミョン)さんに、協会の歴史や活動などについてお話を伺います。

出演者写真



●インタビュー前半

藤原:活動のルーツについてお聞かせください。

久保さん(以下、久保・敬称略):1992年に在日コリアンの企業家の方が、コリア文化ホールとして100平方メートル程のフロアを、様々な活動の場として、無償で提供してくださいました。最初からボランティア活動というと、理解が望めない時代でしたので、なるべく人が集まれるような文化的な行事やお稽古事、朝鮮料理を作るクラスや書道クラス等を催しながら、人を呼び込める場作りを始めました。94年に、人材もたくさん集まってきたので、ボランティア団体として立ち上げました。

藤原:書道や料理教室の他には、どんなことをされていたのですか?

久保:“ホットコーナー”というものを作りました。今は、塾をはじめ様々な場所に子どもを受け入れるところがありますが、そういう場にはお金がかかるから通えないという子どもたちのために、週に一度、100平方メートルのフロアを利用し、“ホットコーナー”と名付けて、折り紙の伝承や紙芝居、演劇等をしました。どこにも行くあてのない子どもたちが、そこで友だちを作るという活動をしていました。



●スタジオ
藤原:『コリアボランティア協会』への登録人数は大変多く、およそ9000人もいらっしゃるそうです。そのうち日本人が7700人ぐらい、在日コリアンが1200人ぐらい、残りがその他の外国人。中学生や高校生から80歳代の方まで、年齢も様々です。また小学生も、ボランティア登録はしていませんが、“全国文通”という活動に参加しています。“全国文通”は、阪神大震災をきっかけに生まれた活動です。NPOを立ち上げた翌年に阪神大震災があり、安否確認や炊き出しをしたり、お年寄りの話し相手になったりという心のケアをされ、その活動の中から生まれたのが文通です。小学生の子が「元気を出してください」とか「おじいちゃん、おばあちゃん、頑張ってね」と手紙を書く。それをもらったら、本当にうれしくなるそうです。

松本:可愛いイラストが付いていたりして、心温まるものがありますね。

藤原:震災時の活動を通して、300人以上の神戸の人が、ボランティアに加わってくれたそうです。後半は、現在の活動について詳しくお聞きしています。



●インタビュー後半

藤原:金さんに伺います。現在どんな活動をされているのでしょうか?

金さん(以下、金・敬称略):現在は、「民族、国境、ハンディを超えて」をキーワードに、高齢者や障害者の日常生活支援を中心にあらゆるボランティア活動に取り組んでいます。また、2000年の9月に前の事務所を立ち退きになり、その際、ボランティア活動の自前の拠点が必要だということで、ボランティアセンターを設立する計画を立て、現在、取り組んでいます。

藤原:会員数が多いようですが、みなさんとの意思の疎通は、どのようにされていますか?

金:年に何回かあるイベントの際、都合の合う方に手伝いをお願いしたり、2ヶ月に1度作成し発送しているニュースレターで活動や昨今の状況の報告をし、受け取った方に、その方なりの仕方で協力していただいたりしています。

藤原:昨今の状況の例をお教えください。

金:例えば、イベントがあれば、参加していただいたボランティアの方の感想を載せます。また、障害者、高齢者の日常生活支援もやっていますが、それにかかわっている方の感想等も載せています。

藤原:ハングル教室もされているそうですね。

金:毎週金曜日の晩の7時ぐらいから、講師の先生もボランティアでやっていただいています。

藤原:受講費はいくらですか?

金:1回につき500円です。ハングル教室のあとには、交流会のような感じで飲み会をやっています。そこに一品持ち寄りという形で参加していただいても大丈夫です。

藤原:国際交流活動もされているそうですね。

金:韓国に、私共の『ボランティア協会』と姉妹提携を結んでいる団体があり、そこと年に1回から2回交流をしています。

藤原:そうすると、歴史を知ったり、交流の他にもいいことがありそうですね。

金:そうですね。交流することでお互いの誤解が解けたり、相手の活動を自分たちの活動に結びつけ、より良いものを生み出すことにもつながっていると思います。



●スタジオ
藤原:現在は、ハングル教室の他に、高齢者や障害者の日常的な介護を中心に活動されているそうです。本当に心のケアをしていきたい、「ハート トゥ ハート」でということをおっしゃっていました。年会費や登録料は無料ですから、ぜひ、みなさんお気軽に参加していただきたいと思います。インタビューの途中で偶然、会員の木野内さんという障害者の方が来られました。車椅子にも乗っていて、今までは介護をしてもらう側で、“してもらっている”のが当たり前だったけれども、「僕にも何かできることがあるのではないだろうか」、外に出て行かないと何もできない、始まらないと考えられたそうです。木野内さんは今、自立相談の担当をされていて、ボランティア“される”側から今は“する”側として頑張っていらっしゃるということです。
 発足が1994年で、以来、9割以上カンパのみで運営されています。ボランティアといってもやはり資金が必要です。センターをつくったりといった活動の資金がある程度いります。センターにある電気ポットや電気カーペット等も全部、物資として会員の方からいただいたものだそうです。心のケアをするために必要なものもたくさんあると思いますので、ぜひとも『コリアボランティア協会』の活動について、詳しくは、ホームページをご覧いただきたいと思います。 


お問い合わせ/
TEL:06-6717-7301
http://korea-v.com


出演者写真 副代表 
久保 麗子さん

出演者写真 事務局長 
金 隆明さん

平成16年に大阪府知事より送られた
「大阪府草の根人権活動奨励賞」が、
事務所の入り口に掲げてある

神戸市灘区にある「風の家」にて。
“虹色かばん”という
ボランティア有志で結成した
バンドのコンサートを開催

事務所内の壁面には、
10年以上にわたる活動の新聞記事や
関連資料が貼ってある

三重県名張中学の
教職員を対象にした、
「生野フィールドワーク」

「市民フェスタおおさか」にて、
「コリアボランティア協会」の
テントを出展

アジアの障害者に
車椅子を贈る運動にも参加



● 取材を終えて、感じたこと
コリアボランティア協会という名前から、ハングル教室や高齢者の介護という活動は予測がつきましたが、活動を始めたきっかけが書道だったと聞いて、驚きました。もともと代表の康 秀峰(カン スボン)さんが書道の達人で、初めはボランティアで障害を持つ子ども達を中心に書道教室を開かれていたのです。
ボランティアというものは、「人の心のケアをしながら、自分自身の心も育てていくもの!」お世話するばかりではなく、心のつながりから得るものはとても大きいのだと教えて頂きました。

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