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毎回、大阪を拠点に活動しているNPO法人やNGO、ボランティア団体、そして大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域の活動内容を通して、大阪の「ひと」や「まち」の魅力を発見していきます。
たくさんの人に知って欲しい大阪を魅力いっぱい、情報満載でご紹介していきますので、みなさんご期待ください。

2005年10月29日(土)放送

今回は、10月23日(日)、大阪城公園・太陽の広場で開催された、『第7回市民フェスタおおさか』に、松本恵治と藤原宏美もスタジオを飛び出して取材に伺いました。ボランティア団体やNPO法人など、市民活動をされているみなさん、さらには、社会貢献活動をしている企業や労働組合など、あわせて230の団体が参加されていました。

収録写真メイン


〜インタビュー前半〜
→インタビュー後半(次のページ)



松本 朝のうちは、ちょっと雨が降っていて、どうなるかなと思ったのですが、10時の開場の時には、パーッと晴れてきてね。当日は本当に秋晴れのいいお天気でした。
藤原 そうなんです。この市民フェスタを天候も応援してくれているかのように。
松本 本当にたくさんの方がいらっしゃいました。
藤原 すごく盛り上がっていました。
松本 NPO法人や社会貢献活動っていうので、どんなんかな?と思ったんですが、けっこう、一日楽しめました。
藤原 ちょっとお堅いところもあるのかな?と思ったら、わりとみなさんざっくばらんな方ばかりでした。
松本 各ブースも趣向を凝らしてましたからね、楽しかったです。そこで今日は、いつもとは趣向を変えまして、この市民フェスタおおさかの様子をご紹介することにします。それぞれの団体へのインタビューはもちろん、当日行われた楽しい催しの様子もご紹介します。
藤原 いろんな国の、美味しいものもいっぱい食べてきました。お楽しみに!
松本 「第7回市民フェスタおおさか」なんですが、太陽の広場の広い会場で参加団体のみなさんが、それぞれブースを出していらっしゃいました。いろんなゾーンに分かれており、一番多かったのが、テーマゾーンということで、日頃の活動の様子を紹介したり、会場で活動そのものを展開したりと、いろいろ工夫を凝らしていられました。それと、同じテーマゾーンでも、“くいだおれ”をしているところ、これも数が多かったですね。
藤原 ええ。お祭りにはつき物のたこ焼きや焼きそば、フランクフルトなんかはもちろん、お洒落な食べ物もあれば、いろんな国の料理も楽しめましたね。
松本 私たちは、それぞれ別々に会場を回って、お話をお伺いしてきました。230ありますから手分けしないと一緒に会場を回っていたら全部見ることができません。ということで、まずは、私、松本恵治が回ってきたところからご紹介したいと思います。





(大阪城公園にて)

「NPO法人ニコニコ倶楽部」
松本 さて、NPO法人「ニコニコ倶楽部」というテントの前にやってきましたけれども、なんか訳のわからない掲示がしてありますので、ちょっと代表の方にお話をお伺いします。 ニコニコ倶楽部って何をやっているのですか?

男性 笑いの体操の普及です。笑いのヨガの体操。笑って健康になろうというだけのことで、とくに「あいうえお」の母音ですね。これを腹から出して笑うと。私は今84歳になりますけど、元気で、今日あるのは、このお陰であると思います。

松本 今、お話を伺っている時もずっと笑っていらっしゃいますね。お顔が笑顔ですもんね。実際、ちょっと体験させてもらえます?

男性 はいはい。あいうえおの母音を「ア〜!アハハハハハハハハ〜ッ!」

松本 両手を広げて?

男性 そうです。

松本 やってみますよ。両手を広げて「ウァ〜アハハハハハハハ〜〜〜ッ!」・・・(笑)。

男性 で、余音をずっと伸ばします。そして、次は左足を出して、今度は前に体を乗り出して、「オホホホホホホホホ〜〜〜ッ!」って。

松本 「オホホホホホホホホ〜〜〜ッ!」なんか、オホホというと、品のいい笑いのような気がしますね。

男性 それぞれ効果があって、「ア」をやると、血液が弱アルカリ性化して、胃の調子が良くなるし、イライラ、クヨクヨ、ストレスが飛んでいきます。




「NPO法人モンゴルパートナーシップ研究所」
松本 今度は、「NPO法人モンゴルパートナーシップ研究所」のテントにやってまいりました。ちょっとお話をお伺いしたいと思います。普段、何やってはるのですか。

女性 普段の活動は、黒板プロジェクトといいまして、モンゴルの学校に黒板を配っているのです。それが今、一番大きな活動です。

松本 今日はモンゴルの岩塩とかいろいろ置いてらっしゃいますけど、占いもやっているということで、これは何ですか?テーブルの上にいっぱいあるのは。

女性 羊の後ろ足のくるぶしです。

松本 羊のくるぶしの骨?

女性 そうです。一頭から2個しか取れません。たくさんある家は裕福なお家。

松本 それでどうやって占うのですか? ちょっと、僕を占ってもらえます?

女性 はい。今、ここに(羊のくるぶしの骨が)たくさんあります・・・。

松本 20個以上ありますね。

女性 本当は、もっとたくさんあるんですけど、そこから4個選んでください。

松本 どれでもいいのですか?

女性 どれでもいいです。そして、ちょっと手で振ってもらって、転がしてください。

松本 はい、双六みたいですね。…転がしました。

女性 一つのくるぶしにラクダと馬と羊とヤギという名前が付いています。転がして、4つの面が出ますので、その組み合わせによって、占いができるんです。

松本 表面がデコボコしているので、いろんな立ち方をするわけですね。

女性 そうです、そうです。だからモンゴルで飼っている家畜の名前を付けて占っています。

松本 ところで私は今、4つ転がしましたけど、これどうなっているのですか。

女性 プラス思考でいってもらったら、今日はすべて良しということです。

松本 プラス思考でいけばいいと。なんか、心構えを教えてもらったような・・・。分かりました。プラス思考で、この後も、取材させてもらいます。今日は、どうもお忙しいところ、ありがとうございました。





「NPO法人葬儀費用研究会」
松本 さて「NPO法人葬儀費用研究会」という、なんかよく分からないテントにやってきたのですが、とにかく目立つんですよ。このテントの前に立っているこれは何ですか。

男性 これは葬儀屋さんの業界で言ったら、「名木板」という名前の木の板ですね。お葬式の時にあるでしょ。

松本 「ぼったくり葬儀社告別式場」と書いてありますね?

男性 我々市民側として、ぼったくりの葬儀屋さんは許さないぞ!という意味で。

松本 あーそういう意味合いで。お線香の匂いがテントに漂っています。木魚がありましてね、これいい木魚ですね。普段はどういう活動をされていますか。

男性 葬儀費用っていうのは、摩訶不思議で市民にとって分からない。普通、車を買うにしても、結婚式でもゆっくり業者を選ぶでしょ。ところが、こればっかりはあっという間に3日間で全部終わってしまう。

松本 これ(葬儀)ばっかりは、いつ何時起きるか分かりませんしね。

男性 そこで、相談に行く時間もなければ、我々市民も悪いのですが、葬儀屋さんにまかせっぱなし。ひと言で言ったら、葬儀屋さんの言いなりになる。だから今、大阪でも葬儀費用の平均が236万円もかかります。

松本 そんなに費用のかかるものなのですか。

男性 全体で、お布施も入れてね。ところが、市民がもう少し賢くなって、一つ一つの値段。テントがどうとか、ドライアイスがどうとか、祭壇の菊の花がいくらやとか、もう少し賢くなれば、葬儀屋さんをいじめる訳ではないけれど、もっと葬儀費用を抑えられるという、市民側からの視点で活動をしている団体です。

松本 なるほどね。この会場の中でも、このブースは異彩を放ってますよ。音といい、匂いといい、この表の札といい、独特の雰囲気がありますが、今日はこれ実際に何をしているのですか?

男性 今日はこの我々の活動を市民に理解していただくということと、一緒になって活動というか、こういう輪を広げるという意味で、無料で入会案内をしています。





(スタジオにて)
松本 というわけで、普段この番組ではご紹介できないようなものもありましたけど、でも80幾つの方とあの会場で「アーッ!」っていうのは、最初はちょっと照れくさかったですよ。

藤原 見てみたかったです!

松本 「ニコニコ倶楽部」という。笑いのヨガを広めてらっしゃる方。

藤原 だから松本さんは、今日お元気そうなのですね。

松本 やっぱりあの会場で青空に向かって、「アーッ!」って叫んでみる、それだけで気持ち良くなりますからね。

藤原 そりゃ気持ちいいですよね。

松本 あとモンゴルの占いなんかも、羊の骨ですよ。どの転び方で、どの家畜を表現しているのか訳わかんないですけどね。でも活動されているのは、モンゴルの草原の学校に黒板を寄付していくという地道な活動ですが、この日はそういう占いをやっていたという。モンゴル占い。あと、葬儀費用なんかもあんまり普段から・・・。

藤原 なかなか向き合ってというのがね。

松本 でもいきなりあの会場に「ぼったくり葬儀社告別式場」なんて札が立って、線香の匂い漂っているんですよ。

藤原 ここで、何をしてるの?って思いますよね。

松本 思わず私も聞きましたけど、こういったいろんなブースがあって、楽しんできましたが、藤原さんは、どういうところを?

藤原 私は福祉や暮らし、国際交流など様々な分野で活躍されている方たちにお伺いしております。お聞きください。



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