今回は、都島区を拠点に活動している『都島吟友(ぎんゆう)連合会』をご紹介します。漢詩の美しい言葉を、美しく吟ずる伝統芸能“詩吟”を愛する仲間たちの会です。副会長の田村穂青(たむら ほせい)さんにお話を伺います。
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●“吟詠(ぎんえい)”とは
“詩吟”とは、和歌や漢詩を独特の節回しで歌うものです。私たちの会では、歌うのではなくて“吟詠する”と言っています。吟詠には、平家琵琶などから派生した“琵琶吟詠”など、流派がたくさんあります。
●発足のきっかけ
元々は、老人会のボランティアで詩吟を教えていて、当初は30〜50人が参加していました。そのメンバーの発表の場を作ろうと、別の流派の先生や都島区コミュニティ協会と相談し、都島区老人クラブ連合会と一緒になって『都島吟友連合会』を発足しました。
●健康にいい吟詠
大きな声を出すことは、健康にとても良いようです。発表する時には人前に出ますので、お年寄りの方たちも服装をきちんとされていますし、緊張で肌もひきしまり、吟詠をする人には美男美女が多いと言われます(笑)。また、脳梗塞などで言語に障害が残った方や、知的障害の方とも接していますが、音楽に合わせて高低をつけて声を出すことは、とても良いリハビリになるようです。
●“習うより慣れよ”
吟詠が本当に好きな人は、毎日のようにテープに録った独特のメロディを聞きながら練習して、すぐに上達します。最近は、練習用の簡単な“楽器”(カラオケのような機械)もあります。
●吟詠で都島区をPR!
都島区は与謝蕪村(よさ ぶそん)の出身地です。去年は生誕290年ということで、詩吟の発表もしました。今度は、踊りやナレーションを入れて、“構成吟”というスタイルでやってみたいと思っています。
<お問い合わせ>
都島区コミュニティ協会
TEL 06-6352-6100
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副会長
田村穂青さん
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『都島吟友連合詩吟大会』の様子
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『都島吟友連合詩吟大会』出演者のみなさん
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