今回は、天王寺区民センターで水墨画と書道の講座を開いていらっしゃいます、水墨画『昌游会(しょうゆうかい)』をご紹介します。水墨画というと、難しい世界のように思えますが、こちらは、初心者でも楽しんで学べる水墨画の講座になっています。気軽に水墨画が習えるなら、やってみたいなあと思っている方も、結構いらっしゃるのではないでしょうか。主宰の曽我昌石(そが しょうせき)さんに、お話を伺います。
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松本:まず、『昌游会』という会の名前について、お聞きします。どういうところから付けられたのですか?
曽我:昌は、(私の名前)昌石(しょうせき)の昌です。だから、“昌石と一緒に遊ぶ”、という意味もありますし、“盛ん”という意味も、“まさに”という意味もありますね。“まさに、あそぶ”、“盛んにあそぶ”、“昌石とあそぶ”という意味です。游(あそぶ)という字は、水墨画は水を使いますので、しんにょうの代わりにさんずい偏にしているわけです。
松本:天王寺区民センターで初級講座を開いていらっしゃるそうですね。
曽我:初めはみなさん初級でしたが、今はもう初級ではないです。
松本:元々は、どういう経緯で始められたのですか?
曽我:元々は、半年間という限定で、天王寺青少年ホームで教えていました。その時は初級講座でしたが、みなさん道具も揃えて、楽しみながら続けたい、ということになってずっと続いています。
松本:その初級講座で、始められたのは何年ぐらい前ですか?
曽我:14年ぐらい経ちますかね。
松本:水墨画は、見たことはあるのですが、自分で描いておられる方は少ないように思います。相当難しいですか?
曽我:墨一色で表現するんですから。
松本:奥深いものを感じさせてくれるわけですよ。
曽我:そうですね。奥ゆかしくて、高尚な絵ですね。
松本:誰でもできるんですか?
曽我:こつさえ飲み込めば、そこそこ描けるようになります。段々上達していけば本人も楽しいし、でき上がった作品を人から褒められたりすると、余計にうれしくなります。それぐらいまではできるようになります。
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主宰
曽我昌石さん
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先生のお手本は“手品”のよう
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熱心に描く受講者のみなさん
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