今回は、福島区で活動をしている育児サークル『野田のびっこくらぶ』をご紹介します。都会では、多くの世帯が核家族化して、子育てに不安を感じている方、負担が大変な方も少なくありません。そんな中、育児サークル、子育てサークルが、とてもいい具合に機能しているようです。子育ての先輩からアドバイスをもらえて、困った時は助け合え、貴重な存在になってきています。『野田のびっこくらぶ』は、そんな育児サークルとして、既に10年の歴史を歩んできているそうです。代表の川島由美子(かわしま ゆみこ)さんにお話を伺います。
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松本:今、『野田のびっこくらぶ』に来ている方は、何人いらっしゃるのですか?
川島:子どもが31人で、大人が26人です。
松本:活動の時間帯、場所はどうなっているのですか?
川島:福島区の野田コミュニティセンターで、毎週金曜日の午前10時半からお昼の12時頃までやっております。
松本:どういう内容のことをされているのですか?
川島:お母さんたちの自主的な運営になっています。3人のお母さんが当番になり、絵本の読み聞かせや、手遊び、ダンス、工作など、いろいろなことを考え、企画してやっております。
松本:なるほど。イベントのようなことをされることもあるのですか?
川島:はい。近くの公園や天王寺動物園などへ遠足に行ったり、春は、お花見、夏はコミュニティセンターのお庭で、ビニールプールをしたりしております。
松本:子どもたちも、楽しみにしているでしょう。『野田のびっこくらぶ』は川島さんが作られたそうですが、きっかけはどういうことだったのですか?
川島:当時、公園に親御さんたちが10組ほど集まっていましたが、雨が続いたり、風の強い日が続いたりすると、めっきり来なくなるのです。そんな日は、当時はメールもありませんし、誰ともしゃべらず、親と子どもだけで1日を過ごしてしまうことになります。子育ての最中には、自分の子どもと帰ってきたご主人ぐらいしかしゃべる相手がいない、という状況の時があるのですね。だから、大人も子どももお友達を作りましょうという目的で、もっと集える場所を作りたい、と思ったのがきっかけでした。
松本:では、川島さんが声を掛けて、その時、公園に集まっていたみなさんで「そうしようか」という話になったのですか?
川島:そうです。
松本:でも、子どもさんを預かるとなると、いろいろと気を使う面もありませんか?
川島:親御さんも一緒ですので、心配ありません。
松本:それからは、どのように作っていかれたのですか?
川島:本当に仲の良かった3人のお母さんと一緒に、野田コミュニティセンターの部屋を借りに行ったのが最初でした。その時に、当時の野田校下社会福祉協議会の会長さんのところへ相談に行くと、社協として子どものことも考えてくださることになり、無償で貸していただけることになったのです。
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代表
川島由美子さん
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春はみんなで楽しくお花見!
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クリスマス会の様子
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友達の輪がどんどん広がります
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