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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2007年1月6日(土)放送 放送を聴く
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  『西淀川区ゲートボール連盟』

今回は、『西淀川区ゲートボール連盟』の活動をご紹介します。ゲートボールは、高齢者スポーツの定番のようなイメージがありますが、もちろん年齢制限はありません。若い人や子どもも一緒に楽しめる、ファミリー向けのスポーツです。最近は、グラウンドゴルフをする高齢者も増えてきましたが、ゲートボールは相変わらずの人気だそうです。『西淀川区ゲートボール連盟』会長の山内和一(やまうち かずいち)さんに、お話を伺います。

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松本:『西淀川区ゲートボール連盟』は、どのように誕生したのですか?
山内:大野川緑陰道路開通の記念行事として、大阪市体育指導委員協議会が各区の体育指導委員を西淀川区の歌島中学校に集めて、大阪で初めてゲートボールを正式に教えたのです。

松本:緑陰道路というと、この番組でも少し取り上げたことがありますが、大野川を埋め立てた4km程の緑いっぱいの道ですね。その時に山内さんも参加されて、講習を受けられたのですね。
山内:はい。講習を受けた各区の体育指導委員の方々が、地元に戻って親子の楽しむスポーツということで広めて、爆発的に発展したのです。今から27年ぐらい前です。

松本:もうそんなになりますか。西淀川区にも、その時に『ゲートボール連盟』ができたのですか?
山内:それから3年後の昭和60年ぐらいにできました。

松本:その時には何チームぐらいできたのですか?
山内:25チームくらいです。

松本:西淀川区は、他の区と比べてどうですか?
山内:会員数は多いほうでコミュニティを主体にやっています。また、なんとか若い人を入れようと思って苦労しています。今の時代は、若い人はどうしても自分だけで遊ぶゲームやスポーツを好みますので、なかなか参加してくれません。
会長 
山内和一さん

楽しくプレー

絶好のゲートボール日和!



松本:チームワークが必要ですものね。“若い人”というのは、今、何歳ぐらいの人がいますか?
山内:うちの区で一番若い人ですと、21歳の人がいます。

藤原:若い!
山内:一番上は89歳です。

松本:幅広いですね。
山内:若い人はスポーツのゲームとして楽しみたい。高齢者はコミュニティのスポーツとして楽しみたい。そういう問題があります。

松本:なるほど。「○○さん、頑張らなあかんでー」という、普段の会話が楽しいわけですね。
山内:そうです。昔でいう井戸端会議ですね。

松本:ゲートボールが井戸端会議の入り口みたいなものですね。
山内:外から見たら「ダラダラしてる」と思うでしょうが、日本全国どこへ行っても、ゲートボール1試合は30分で終ります。その後は、お菓子を食べたり、井戸端会議をやっています(笑)。

松本:ところで、山内さんはおいくつなのですか?
山内:もうすぐ80歳になります。だから、後継者が欲しいわけです(笑)。

松本:でも、もっと上の方もいらっしゃるのでしょう?
山内:先日、府で表彰された方に、93歳の人が10人いました。私たちが一番の目標としているのは、ゲートボールを国体の正式種目にしたいということです。そのためには若い人が入らないと、国体の正式種目になりません。

松本:少年の部とか青年の部とかいろいろありますからね。
山内:そうです。

松本:大きな大会というのは、国体の他にどんなものがあるのですか?
山内:大阪府の大会、大阪市の大会です。先日、大阪市東成区のチームが大阪市、大阪府、近畿大会で勝って、世界大会へ行き、優勝しました。つまり世界一です。

松本:大阪市東成区のセンバツチームが世界一ですか!世界大会もあるわけですから、国体で正式種目にしたいという気持ちも分かりますね。ところで、ゲートボールをしているだけではなくて、地域に対するいろいろな奉仕活動もされているそうですね。
山内:ゲートボールをする時には許可を得ていますが、みなさんの公園を使っているわけですから、老人会にしろ、町会にしろ、ゲートボールの役員さんは、先頭にたって町の奉仕をしています。

松本:具体的にはどんなことをされているのですか?
山内:交通整理の立ち番や、町会のいろいろな行事にも参加しています。地元の清掃でも、先頭にたってやっています。

松本:最近は、ゲートボールに代わってグラウンドゴルフをやる高齢者も増えています。
山内:私はグラウンドゴルフの指導者もしていますが、グラウンドゴルフは、自分で好きな時に行ってできる個人競技です。ゲートボールは、仲間がいなかったらできません。それがゲートボールのいいところです。

松本:なるほど。ゲートボールはコミュニケーションが大事ですからね。
山内:そうしないと、うまくいきません。

松本:最後に西淀川区の自慢をお願いします。
山内:西淀川区は“公害の町”と言われていましたが、随分と変わってきました。光明寺というお寺には、神功皇后の墓や源義経がよろいを掛けた松など、古い史跡もたくさんあります。だから、昔の公害のイメージは吹っ飛ばして、“緑の住みよい西淀川”にしたい、と思っています。私たちも地域で楽しむスポーツをモットーにしています。

松本:公害のイメージだけが前面に出るのは困りますね。そういう偏ったイメージは持たないで、ということですね。ゲートボールも、90歳で頑張っている方もいらっしゃいますので、山内さんもそれに負けないように。
山内:ゲートボールをラジオ大阪でもっとPRしてください!

松本:分かりました。そのように努めます。
山内:仲間作りに一番いいスポーツですから。

松本:山内さんが、どれだけゲートボールを好きなのかが分かりました。

松本・藤原:今日は、本当にありがとうございました。
山内:ありがとうございました。

藤原:『西淀川区ゲートボール連盟』の活動に興味のある方は、西淀川区コミュニティ協会へお問い合わせください。


<お問い合わせ>
西淀川区コミュニティ協会/西淀川区民会館
TEL 06-6471-9217

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