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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2006年11月25日(土)放送

  『鶴見区子供会育成連合協議会』

『鶴見区子供会育成連合協議会』の活動をご紹介します。少子化で子どもが減っていると言われていますが、鶴見区の人口は増えていて、子どもも多いと聞いています。大所帯なので、子供会を束ねるのも大変かも知れません。中西茂(なかにし しげる)会長にお話を伺ってみましょう。


松本:子供会の基本的な仕組みを、教えてください。
中西:鶴見区には11小学校があり、その校区の各町会に子供会組織があります。例えば、私どもがいる鶴見小学校の校区には九つの町会があり、その各町会に子供会の会長がいます。その校区9人の会長の代表が私です。また11ある小学校には、同様に各校区の会長がいて、その組織が集まっての活動が、鶴見区の活動になるわけです。鶴見区の会長も私がさせていただいています。

松本:各町内会ごとに、きちんとした組織のピラミッドがあるわけですね。どんなきっかけで子供会の活動をされたんですか?
中西:鶴見区では30年近くの歴史があるキックベースボールに参加するなど、私の娘が地域でお世話になることが多々あり、一度私も一緒に行ってみようか、と思ったのがきっかけです。

松本:野球みたいなルールで、ドッヂボールで使うようなボールを蹴るスポーツですね。それをやっている間に、いろいろな役がまわってきたわけですね。
中西:そうですね。まず町内会から「2年間程お世話してや」と言われて始めました。自分の娘が行くものですから、そのくらいはしないとなぁと思ってやりました。

松本:最初何年されたのですか?
中西:私の場合は“一期”と言いまして2年間でした。

松本:2年で辞めるつもりだったのが、どうして今まで?
中西:私もスポーツするのは、嫌いなほうじゃないですから。今は少子化ということが言われますが、我々の場合は地元でスポーツ大会をすると、子どもたちが朝の早いうちから集まってきます。試合当日は本当に元気いっぱいで、当然、負けたら泣き、勝っても泣きますから、その感動というのはすごいものです。子どもから我々大人に与えられるものと言ったら、言葉に言い表せない、団結というのか…。毎日子供会に携わっていますと、そういう形での喜びが日々伝わってきますので、いいものですよ。

松本:子どもから教えられる部分があるのですね。少子化という話がありましたが、その少子化や核家族化と言われる中で、ご苦労される点も多いのではないですか?
中西:こんなことを言っていいのかどうか分からないですが、今の30代ぐらいの保護者というのは、自分の子どもを外に全然出さないということがあります。出すことによって、親自身が子供会活動やPTA活動などに出ていかなければいけないからです。

松本:安全の意味で、子どもを出さないという話もありますが、自分たちが関わりたくないということで子どもを出さないということもあるわけですね。
中西:そうなんです。練習などは土曜・日曜にやっていますので、親御さんに「一度見に来てください」と言うのですが、親の仕事が休みの際は、家族だけで公園や施設に連れて行かれることが多いんですね。なかなか地元の子供会活動には参加してもらえないのが現状ですね。

松本:出たら出たなりに、得るものがあるはずなんですよね。
中西:そうなんです。確かにありますよね。

松本:その他に、子どもたちが喜ぶ行事としては、どんなことに取り組まれていますか?
中西:小学生低学年を対象にしているのですが、例えば今年は、郊外に出て芋掘りに行きました。ついでに、私市にある自然植物園で宝探しをして、一日中子どもたちと遊びました。

松本:子どもたちにとっての宝っていうのは、別に宝石でなくっていいんですよね。石ころでも木のくずでも何でもいいんですよね。
中西:我々も多額のお金は使いませんので、鉛筆1本ノート1冊とか、そういうものが宝探しの賞品になるんですけども。

松本:土と戯れる機会も減っていますものね。今後の具体的な予定はありますか?
中西:私の夢は、11の小学校を一堂に会して、学校の運動会にない種目で運動会をやることです。本当に“大大”運動会ですね。本当にやってみたいので、常日頃からスタッフに「運動会は僕の夢やで。運動会したら辞めさせてな」とは言っています。

松本:学校の運動会の種目にないなら「それ何やねん。いっぺんやってみたい」と思う子どもも多いと思いますね。そういった夢が、近いうちに叶いますように、我々も楽しみにしていますね。

松本・藤原:今日はお忙しい中ありがとうございました。
中西:ありがとうございました。


<お問い合わせ>
鶴見区コミュニティ協会
TEL 06-6912-3971

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