今回は、踊りに関する話題です。住之江区と住吉区で活躍をされている『ナタラジャ&カンパニー』の活動をご紹介します。マハラジャは、インドの王様、立派な大王みたいな意味らしいですが、“ナタラジャ”は、どういう意味でしょう?『ナタラジャ&カンパニー』の代表・田中久美子(たなか くみこ)さんにお話を伺います。
松本:早速ですが、『ナタラジャ&カンパニー』の意味から教えてください。 田中さん(以下、田中・敬称略):“ナタラジャ”は、“インドの踊りの神様”。 松本:踊りの神様。 田中:“カンパニー”は、“会社”という意味ではなく、“仲間”という感じの意味です。 松本:“インドの踊りの神様とその仲間”みたいな感じですね? 田中:そうです(笑) 。 松本:『ナタラジャ&カンパニー』は、どういう人たちによる、どういう仲間たちなんですか? 田中:15年ぐらい前になりますが、住之江区のスタジオで、最初は個人で始め、今は住之江区の加賀屋と、住吉区の長居と我孫子の3ヶ所でレッスンをしているダンススクールです。 松本:では、その教え子のみなさんによるダンスチームというふうに考えたらいいわけですね。 田中:そうですね。みんな仲間という感じですね。いろいろなインストラクターがいまして、踊りのスタイルもストリートダンス、ヒップホップ、ロック、ブレイクなどを教えています。 松本:なるほどね。 田中:来られている方は、幼児から年配の方まで、大人も子どももみんな楽しくレッスンをしています。 松本:ジャンルは、ヒップホップやジャズなど、いろいろですね。 田中:そうですね。他にロックもあります。 松本:ロックっていうのは、ロック音楽がありますが、あれに合わせて踊るのですか? 田中:あのロックじゃなくて、ロッキングっていうジャンルの踊りなんですけど。ロック、つまり鍵をかけるっていう感じで、ちょっとポージングがあります。 松本:ROCKじゃなくて、LOCKの方ですね? 田中:Lの方です、そうですね。 松本:なるほど。どんなことをするんですか? 田中:黒人の音楽、ファンク系の音楽で元々始まった踊りなんですが、軽くグーを握った形のポージングで止めたり、ポイントといって、指をさしたりして、踊るジャンルのダンスです。 松本:今は、どれぐらいの人を教えていらっしゃるんですか? 田中:人数は、全部で、大人も子どもも入れて150 人ぐらいだと思います。 松本:すぐに、それだけの人数が集まって来られたんですか? 田中:いえ、最初に住之江で15年ぐらい前に1クラスから始めました。それが「友達を呼んできて楽しいから一緒に踊ろう」という感じでほとんど口コミで広がりました。そして、住之江の保護者の方から地域の祭りがあるので、良かったら出てみないかと誘いがあり、そこからいろいろなイベントに出させてもらって楽しんでいます。 松本:でも年配のおばあちゃん世代になると、なんかちょっと不良になるなんて思っている方もいらっしゃるのでは? 田中:逆ですね。みんなダンスに夢中に、一生懸命になるっていう感じです。「大丈夫かな?」と思って見学に来られると、「踊りたい!」って子どもも思うし、保護者の方も習わせたいと思われるみたいですね。 松本:例えば、ダンスの苦手な大人の方が、うまく踊れるようになるには、どうアドバイスされますか? 田中:格好にとらわれず、夢中になって踊っていれば、それが一番。夢中になってやっているうちに上手になっていくと思います。
松本:発表の場はありますか? 田中:地域の催しの『住之江まつり』や、近くの「帝塚山音楽祭」に出させてもらうなど、いろいろな地域のイベントや、キッズのコンテストなどにも参加しています。また、もっと極めていきたい人たちは、さまざまなコンテストにも出場しています。 松本:バレエみたいに、発表会もあるんですね。 田中:年に一度。今年は8月に、堺市のウェスティホールで開催しました。 松本:近々、何か予定はありますか? 田中:10月9日に、中之島のイベント『おもいっきり!おおさか』で踊らせていただきます。幼児から高校生ぐらいまでが踊ります。 松本:なんか楽しいですね。年代関係なく踊れるっていうのがね。 田中:そうですね、はい。 松本:最後になりましたけれども、地元・住之江、それから住吉の自慢をお願いします。 田中:住之江区・住吉区とも、とても活気がある町ですね。住吉の我孫子にスタジオがありますが、そこは、我孫子観音などがあって、お年寄りもたくさんいらっしゃるんですが、以前田んぼだったところに、今、マンションが建って、そこに若いファミリーが来られ、お年寄りから小さい子どもまでの、本当に活気がある町です。飲食店などもすごく多いし、物価も安く、とても楽しい活気のある町になっています。 松本:新しいファミリーが入ってきて、それまでのお年寄りのみなさんと一緒に、その接点がこの踊りであったらうれしいですよね。 田中:そうですね。そう、なれるように。 松本:ワイワイ、ガヤガヤ、にぎやかに、そういう雰囲気をどんどん作っていっていただきたいと思います。 田中:ありがとうございます。 松本・藤原:今日は、どうも、ありがとうございました。 田中:ありがとうございました。 藤原:『ナタラジャ&カンパニー』の活動などについては、スタジオ・ナタラジャ・ボックスまでお問い合わせください。