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ホームページでは、生粋の大阪人、ラジオ大阪アナウンサー松本恵治が、毎回、大阪のいろいろな地域で活躍している方やその地域をご紹介します。
2006年7月8日(土)放送

  『企画・実行チームen(えん)』

今回は、都島区から活動を始めて、今や全国へとその活動の場を広めていこうとしている若いみなさんの活動をご紹介します。『企画・実行チームen(えん)』のみなさんです。学生が中心になって活動している団体で、この番組で紹介する最年少記録かも知れません。『企画・実行チームen(えん)』代表の藤田泰宏(ふじた やすひろ)さんにお話を伺います。


代表
藤田泰宏さん

モンゴルでのスナップ
ここでの体験が『en』の活動の
原点となりました

東京で行われたモンゴルPRイベント
『ハワリンバヤル』に参加しました

都島区民センターで行われた
『モンゴルふれあい広場』で
剣玉を披露しました。

『en』メンバーの親睦会




松本:まずは、気になるenという名前ですが、どういう意味ですか?
藤田さん(以下、藤田・敬称略):三つ程理由があります。普段の生活をしていて絶対知り合うことのない人とも活動を通して出会う、というのがチームの目ざすところ。その意味の“縁(えにし)”の『en』。二つ目が、人が集まると、人数が増えるごとに、四角形から六角形、百角形、二百角形と、さらに多角形へとネットワークが築かれていくと、やがては丸い円に近づく、“円”としての『en』。あと、“遠足”とか“宴会”とかいろいろ掛けられる。

松本:楽しいことにもつながっているわけですね。
藤田:グローバルな活動を目ざしていくことから、アルファベットで『en』という名前にしたんです。

松本:いろんな思いが『en』の中にこもっているわけですね。
藤田:そうです。

松本:冒頭でも、若い方ばかりだとご紹介しましたが、どんな方が何人ぐらい集まって、今、活動されているのですか?
藤田:レギュラーメンバーを“ラーメン”と呼んでいますが、こちらが7人。1人だけが社会人で、他は全部学生です。

松本:代表の藤田さんは?
藤田:大学生です。

松本:学生さんですか。では、今まで出演された方の中で、一番若いですね。
藤田:そうなんですか。

松本:簡単に言いますと、どんなことをされている団体ですか?
藤田:“モンブー普及作戦”ということで、モンゴルをテーマとしたものをはじめ、いろんなイベントを企画して、実行するチームです。

松本:いつごろ、どういう形で活動は始まったのですか?
藤田:活動を始めたのは、去年です。私が通っている大阪国際大学に『学生チャレンジ制度』というものがあり、企画を出して、いいものであれば、実行するための予算がもらえます。それで『ハーン来訪〜三度目の正直』というモンゴル祭りを出したら、認められて、2005年11月に、大阪城公園で開催したのが始まりです。

松本:どんなイベントですか?
藤田:モンゴルのお祭りで、文化と文化の交流。内容は、モンゴルの民族楽器である馬頭琴の演奏、留学生によるダンス、モンゴル相撲、手料理の紹介としてショウロンポウのような伝統料理ボウズやモンゴルのお茶ツーテーツァイを無料配布、販売をいたしました。

松本:『ハーン来訪〜三度目の正直』のハーンっていうのはチンギス・ハーンですよね。ハーンは、二度日本に来ました。神風に追い返されましたが、三度目の正直とあるので、「えっ?」って思ったのですが、当然、友好的なイベントですよね。
藤田:はい、そうです。

松本:盛り上がりましたか?
藤田:来場者数は大体500人程で、たくさんの方が集まってくれました。

松本:1回目を開催されましたが、「これからも!」と考えていらっしゃるのですか?
藤田:もちろんです。大阪に『ハーン来訪』が根付いて、もっと盛り上がるように、毎年開催を目ざしています。今年も企画中です。

松本:そもそも、どうして、モンゴルなんですか?
藤田:友人に多くのモンゴル人留学生がいまして、その影響から3年前、モンゴル旅行をしました。

松本:藤田さん自身がモンゴルを旅行されたのですね。
藤田:そうです。それで心を打たれましてね。帰ってきた時に思ったのが、こんなに身近な国なのに、あまり知られていない。こんな素晴らしい国があるんだって、みんなに知ってほしいなと思いました。

松本:一番感じたモンゴルの良さって何だったんですか?
藤田:やっぱり大草原ですね。夜は自分の手のひらも見えないぐらいの闇があって。

松本:そういう本当の闇っていうのは、日本にいたらなかなか実感できませんもんね。
藤田:はい。

松本:最初は去年の11月のイベントでしたが、その次はいつですか?
藤田:その次は、今年の3月。『ちょっと一息お茶しませんか』というイベントを都島区コミュニティ協会が考えていたので、共催させて頂きました。

松本:具体的にどういうことをされたのですか?
藤田:モンゴルのお茶ツーテーツァイを振る舞いながら、モンゴルを紹介する講座を留学生と二人でやりました。

松本:ツーテーツァイって、どんなお茶ですか?
藤田:塩入りのミルクティーっていう感じですね。

松本:塩入りのミルクティー?!モンゴルって、岩塩とか塩が有名ですもんね。
藤田:そうです。ミネラル豊富な。

松本:その後はどういうイベントをされたのでしょう。
藤田:4月に、また都島区コミュニティ協会に協力頂いて、『春のen遊牧隊』というイベントを、京橋駅前の東野田公園で実施しました。

松本:どういうことをされたんですか?
藤田:「桜舞う日本の春にゲルを建てよう」ということで、モンゴル人の住まいであるゲルを組み立て、モンゴルの無形文化財に定められているネルグイさんという奏者の方が来てくださって、馬頭琴の演奏をしてくれたり、あとバーベキューなどをしたりして『ゲル花見』をしました。

松本:東野田の公園で、モンゴルのテイストですね。それは目立ったでしょう。
藤田:大勢の人が来てくれて、通りがかりの人も「なんでこんな所に、こんなもんがあんねん?」って。

松本:「大阪の町中になんでモンゴルのゲルやねん!」って思いますよね。6月にも何かされたんですか?
藤田:6月は、10日と24日に、『en』の新しいレギュラーイベントとして、都島区民センターで、『モンゴルデイ』というものを開催しました。

松本:『モンゴルデイ』というからには、何か試みがあるわけですか?
藤田:そうです。関西のモンゴルシーンの拠点をつくって、「日本のモンゴル交流を都島から変えていくぞ!」という。

松本:すごい志ですね。どんなことをされたのでしょう?
藤田:ツーテーツァイを振る舞ったり、馬頭琴を体験してもらったり、モンゴル関係の本を読んで読書会みたいなことをしたりとか。

松本:モンゴル関係の本というのは、日本語で書かれたモンゴル関係の本ですか?それとも、モンゴルの言葉で書いてある本ですか?
藤田:両方ですね。

松本:今後の予定をお聞かせください。
藤田:先程申しました『モンゴルデイ』は7月22日に開かれます。あと、7月30日に都島区民センターで『第1回草原のチョーリャ』というモンゴル学業支援チャリティコンサートを青旗協会の方々が主催されるので、それのお手伝いをしにいきます。

松本:チョーリャって何なんですか?
藤田:チョーリャというのは、モンゴル語で「響き」という意味です。

松本:何の演奏をするのですか?
藤田:馬頭琴の演奏と日本の追分に似た長唄と呼ばれるオルティン・ドー、それとモンゴル特有の一人の口から二つの音を同時に出すホーミー。

松本:あれ不思議ですよね。こういうのを披露していただけるわけですね。
藤田:そうです。

松本:その後は、どういうことを予定されていますか?
藤田:一番大きなものは、10月の御堂筋パレードにモンゴルとして参加したいなと考えています。100人が民族衣装のデールを着て、できればゲルを大きな、大きな台車に乗せて、モンゴルパレードをしたいですね。

松本:これは目立ちますね。いかにもモンゴル!っていう感じですもんね。
藤田:参加者募集中なんで、よろしくお願いします。

松本:モンゴルのいろんな文化、料理とか、モンゴル語の会話とかそういうのもいろいろとやられているそうですね。
藤田:こちらはモンゴルデイとして、8月から本格的に始めます。そちらで、料理の紹介とか馬頭琴教室などを盛り込んで、やっていこうと思っています。

松本:モンゴル料理ってどんな料理ですか?
藤田:ショウロンポウに似たボウズという蒸し料理ですね。

松本:食材としては、何が多いのでしょう?
藤田:ほとんど羊肉ですね。

松本:モンゴルを中心とした活動をしていて、良かったと思うことをお教えください。
藤田:メンバーが集まって活動し、『en』の名前が広まっていくのは、いろんな可能性に発展して楽しいですね。イベントをやり遂げた後の、打上げでの乾杯が一番の幸せです。大学生だから、いろんな大人の方と触れ合う機会はあまりないんです。

松本:偶然かどうか知りませんけど、藤田さんの周りにモンゴルからの留学生がたくさんいて良かったですね。
藤田:ほんと、そうなんです。

松本:こういう活動にまで広がるっていうことですもんね。
藤田:日本とモンゴルの交流、人と人との触れ合いを目ざして活動していきたいです。

松本:折しもチンギス・ハーンの生涯を描いている日本とモンゴルの合作映画がありましたよね。
藤田:はい、あります。

松本:『蒼き狼』でしたっけ?
藤田:そうです。

松本:反町さんが主演ですよね
藤田:そうなんです。それに先駆けて、モンゴルブーム、“モンブー”を僕たちは先取りしています。

松本:モンブー!?モンゴルブームで“モンブー”ね(笑)。
藤田:はい。横綱の朝青龍にも言ってもらったことがあります。

松本:そのうち、白鳳にも言ってもらわないといけませんね。
藤田:流行語大賞いただきですね(笑)。

松本:学生さんが中心ですから、パワーを結集していくと、本当に流行語大賞も夢ではないでしょうね。今、モンゴルは見直されていますから、まさしくモンゴルブームの先取りで、これからどんどん、活動を広めていってほしいと思います。今日はどうもありがとうございました。

藤田:ありがとうございました。

藤原:コンサート、『第1回草原のチョーリャ』は、7月30日(日)、都島区民センターで開催されます。これについて、また『企画実行チームen』について、詳しくは、都島区コミュニティ協会へお問い合わせください。


お問い合わせ/
都島区コミュニティ協会
TEL:06-6352-6100

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