今回は、『C.C.MINATO(シーシー・ミナト)クワイヤ』の活動をご紹介します。大阪市港区を中心に活動しているゴスペルグループです。10年ほど前の映画で「ゴスペル」が日本でもすっかりお馴染みになりましたが、それ以前は「ゴスペル」自体を知らない人のほうが多かったですよね。でも、どんな音楽かとちゃんと説明できる人は少ないですよね。では、そのあたりも含めて早速『C.C.MINATOクワイヤ』の園山献一(そのやま けんいち)さんにお話を伺います。
松本:ゴスペルソングというと、アフリカ系アメリカ人の方が、教会でノリノリで歌っているというイメージがありますが、どういう音楽と説明できますか? 園山さん(以下、園山・敬称略):やはりアフリカ系アメリカ人による音楽でジャズ、ロック、ブルース、ポップス…なんでも入っている曲が多いですね。 松本:やはり迫害されてきた歴史が関係しているわけですね。 園山:そうですね、ぼくらが聞いていてもすごいパワーを感じますね。 松本:『C.C.MINATOクワイヤ』のメンバーは、どんな方々ですか? 園山:元々は、港キリスト教会で「港ゴスペル教室」というのを開いていたんです。今でも開いているのですが、その中の生徒で、外に出て活動しようじゃないかというメンバーです。 松本:グループを作ろうと言い出した方がいらっしゃるのですか? 園山:教会に来ているギタリストの金本直樹(かなもと なおき)さんがゴスペルをやってみようかと言い出して、先に練習とか教えてもらってから、進めていこうという感じで始まりました。 松本:ゴスペルを教える人は、なかなかいないと思いますが。 園山:偶然、金本さんの知り合いで、門馬綾子(もんま あやこ)さんというゴスペルの先生がいらっしゃって、その人にお話をしたところ、それだったらやりましょうかということで教えていただいています。 松本:キリスト教会には、ゴスペルって合いますよね。 園山:そうですね。僕からすると、当たり前のようなことなんですけどね。 松本:当たり前ということは、園山さんご自身はクリスチャンですか? 園山:そうなんです、ぼくはクリスチャンで、父親が港キリスト教会の牧師をしています。 松本:メンバーの方は、キリスト教とは関係ないのですか? 園山:はい、関係ないですね。 松本:純粋にゴスペルを学びたい、歌いたいという方たちですか? 園山:そうですね。歌を歌いたいっていう感じですかね。 松本:ゴスペル教室の月謝はいくらですか? 園山:入会金は無料で、レッスンは月に1回です。どの週になるかは、毎回変わりますが、2時間で3000円です。 松本:『C.C.MINATOクワイヤ』の結成は、いつごろですか? 園山:3年前です。3年前に大阪21世紀協会主催で「街角コンサート」が開かれました。今でも毎年、開催されていますが、それに参加させてもらう時に、「続きまして、港キリスト教会ゴスペル教室のみなさんです」と紹介をされるのではカッコ悪いので、名前を決めようかということになり、『C.C.MINATOクワイヤ』という名前を付けました。